【政治経済VS世界史】高3の10月。世界史をやめて、政治・経済に変えようとしている

高校3年生の10月。

普通なら、新しい受験科目を始める時期ではありません。

まして、それまで勉強してきた世界史をやめて、政治・経済に変える。

かなり怖い判断です。

今まで世界史に使った時間があります。

教科書も読んだ。

一問一答もやった。

確認テストもしてきた。

それでも今、ワカスクでは、一人の高校3年生について、世界史から政治・経済への変更を本気で検討しています。

きっかけは、過去問でした。

2か月勉強した世界史と、ほとんど勉強していない政経が5点差だった

その生徒に、近畿大学の過去問を解いてもらいました。

世界史は、

19/40、47.5%。

政治・経済は、

17/40、42.5%。

差は、わずか2問。

5ポイントです。

世界史は約2か月勉強していました。

一方、政治・経済はほとんど勉強していません。

ここで私は考えました。

このまま世界史に時間を使うべきなのか。

それとも、政治・経済を一度本気でやらせてみるべきなのか。

ただ、生徒の受験科目を変える以上、

「政経の方が楽そうだから」

では決められません。

まず私自身が私大の政治・経済を解いてみることにしました。

私がやった勉強は、経済分野を1回読んだだけ

ここは、かなり大事なので書いておきます。

私が政治・経済の過去問を解く前にやったことは、

『蔭山の共通テスト政治・経済』の経済分野を1回読んだだけです。

政治分野を最初から最後まで勉強したわけではありません。

一問一答を何周もしたわけでもありません。

問題集を仕上げたわけでもありません。

その状態で、私立大学の過去問を解き始めました。

現在までに、集計対象だけで15回解いています。

実際、どれくらい取れたのか

かなり差が出ました。

直近で解いたものだけでも、

同志社大学 35/63 55.5%

中央大学 24/38 63.1%

明治大学 16/40 40.0%

でした。

中央大学は、内容そのものは少し難しい。

ただ、選択問題しかないため、立命館や同志社より解きやすく感じました。

私が解いた感触では、7割を目標にするのであれば、蔭山をきちんと仕上げればかなり戦えるのではないかと思いました。

一方、明治大学の全学部統一は違いました。

社会保障。

憲法・人権。

市場機構。

中東問題。

細かい知識だけでなく、思考問題や国際政治の知識も必要で、

16/40、40%。

「蔭山を読めば、どこの大学でも簡単に7割取れる」

そんな話ではありませんでした。

立命館は、同じ大学でもかなり変わった

立命館大学は複数回解きました。

ここも面白いところです。

6割台を取れた回もありました。

一方で、

4割を切った回もありました。

同じ大学でも、出題された分野によって得点がかなり変わる。

つまり、

「立命館なら政経は簡単」

とも言えません。

大学名だけで判断するのではなく、複数年度を解く必要があります。

ただし、私の点数を高校生と比べることはできない

ここには大きな注意点があります。

私は法科大学院を出ています。

司法試験の勉強も長くしてきました。

だから、

憲法。

人権。

裁判。

法律制度。

こうした問題については、普通の高校生より有利です。

むしろ法律問題なら、私が取れて当然の部分があります。

だから、

「私が60%取ったから、高校生も60%取れる」

という実験ではありません。

私が調べたいのは別です。

共通テスト向けの参考書をベースにしたとき、私大政経では何が足りなくなるのか。

年号なのか。

条約なのか。

判例なのか。

国際政治なのか。

経済の思考問題なのか。

それを一問ずつ確認しています。

それでも、かなり気になる

ここまで解いて、一つ気になっていることがあります。

私はまだ、

蔭山の経済分野を1回読んだだけです。

それでも大学・年度によっては6割台まで取れました。

もちろん、私の既存知識があります。

だから、この数字だけで、

「政経なら短期間で合格できる」

とは言えません。

でも逆に、

世界史や日本史を何か月も勉強しているのに、私大過去問で40%、50%しか取れない生徒

については、一度考えてもいいのではないかと思い始めています。

高3の10月でも、数字を見て決める

今回の生徒は高校3年生です。

もう10月です。

時間はありません。

だからこそ、

「ここまで世界史をやったから」

だけで世界史を続けるのではなく、

残された時間で、どちらが伸びるのか。

そこを見ます。

政治・経済を少し勉強する。

初見の過去問を解く。

世界史と比較する。

さらに別年度を解く。

それでも政治・経済の方が伸びるなら、変更を検討する。

伸びなければ、世界史を続ける。

それだけです。

まだ結論は出していません。

私自身も、もう少し私大の政治・経済を解きます。

そして、この生徒が本当に世界史から政治・経済へ変えるのか。

変えた場合、11月、12月にどこまで得点が上がるのか。

その結果も記録します。

「高3の10月に受験科目を変える」

普通なら、かなり怖い。

でも、

今まで使った時間ではなく、ここから残された時間で何点伸ばせるか。

受験では、そういう判断が必要になることもあると思っています。

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