H26 熊本県公立高校(後期)入試 合格発表

ちょっと一息

昨日、公立高校の合格発表がありました。当塾の生徒さんは、熊本高校(2名)・熊本第一高校・東稜高校・御船高校を受験しました。結果から申しますと、東稜高校・御船高校の生徒さんが合格、残りの生徒さんは不合格となってしまいました。私の力不足で不合格になった生徒さんには、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。

特に8月中旬から来て頂いた生徒さんは、熊本高校に合格できると確信してたので、不合格の報告を受けた時は、茫然としてしまいました。私の認識が甘かったとしか、言いようがありません。未だに何故不合格になったのか、分からない状態です。

昨日、その生徒さんが、塾に勉強に来ました。話を聞くと、大手塾の模試で上位だった生徒さんも、かなりの数が不合格だったようです。それを聞いて、熊本高校は私が想定していた195点よりも、10点以上の点数を取る力がなければ、確実に合格はできないと感じました。その生徒さんは、6年分の過去問では190点代は3回、200点台は2回取っております。常に210点の力がなければ、合格は確実ではないということです。

ただ、そこまでのリスクを負ってまで、熊本高校を受験する意味があるのかも疑問に思います。所詮、熊本高校の半分は、熊本大学にも合格できないのが現状です。進学校を目指されて、不合格になった生徒さんは、力的には志望校の合格者と変わらない力を付けていることは間違いありません。問題は、志望校以外の高校に入学した後に、高い志を持ち、勉強を続けられるかです。そこさえブレなければ、誰でも熊本大学には合格できます。私は生徒さんに常日頃言っていました。「高校はどこでもいい。その先の目標に向かうことが必要だ。」と。

不合格だった皆さん、決して気を落とさないでください。今は確かに辛いかもしれません。「あれだけ努力したのに・・・・」と思っていることでしょう。しかし、現実は厳しいものです。「努力は必ず報われる」と人は良く言います。私はこの言葉に、ある意味賛成であり、ある意味不賛成です。私も5年前までは、受験生でした。4年間人に会わずに、家にこもって毎日勉強をしていました。しかし、努力は報われませんでした。自分が描いた夢に辿りつけるのは、10人に1人ぐらいです。簡単には、努力は報われません。しかし、努力をしなければ、目標・夢の実現はできません。そして、自分が描いた夢・目標として、努力が報われなくても、長い人生の中で、努力して得られたものは、必ず他の形で役に立ち、新たな目標・夢の実現に繋がります。この意味では、「努力は必ず報われる」という言葉は、当たっていると思います。

合格された方も、不合格になられた方も、3年後には就職・大学受験といった目標があります。高校なんか、どこに行っても同じです。目標や夢に向かって、新たな生活をスタートして下さい。努力は必ず、人生のどこかで報われます。受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、ご卒業おめでとうございます。

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