【覚醒】
木曜日にMが東大の問題を解いて、塾を去ってから3日間、Mからの音沙汰はなし。
私も、金曜日は昼まで寝ていて、土曜日も塾開始ぎりぎりまで寝ていた。
そして、日曜日、昼1時に起きた。
M同様、私も限界突破していたのだ。
月曜日、祝日にもかかわらず、昼からMとの5時間のセッション。
回復したMは、元気に「ポラリス英文法3」を終わらせ、復習しきれていなかった2024年明治大学商学部の英語の大問2をやった。
私も久々の長文問題で、Mとの精読を楽しんだ。
回復記念に、Mへのサプライズ・プレゼント。
2021年明治大学商学部英語を、経営学部も含めて、初めて80分フルで解くというもの。
Mに、「きつかったらやめても良いぞ!!」と言うと、「いや、やってみます!!」と。
このあたりが、他の生徒とは異なるところだ。
大抵の生徒は、いきなりサプライズ・プレゼントを渡すと、「いや、むりっしょ!!」という表情になる。
そして、「今日辞めておきます。また今度!!」となる。
そして、「また今度」が再びやってくることはない。
しかし、Mは何のためらいもなく、やってみようとする。
そして、黙ってミッションをこなす。
自己採点をしていると思われる時、私は気が気ではない。
ちらちらとMの方を見ているが、Mはポーカーフェイスで淡々と採点する。
あまりにも、表情が変わらないので、「ダメだったのかなぁ・・・」といつも思わされる。
Mに、「どうだった!?」と聞くと、「47問中32問正解。正答率68%でした!!いやぁ~、結構いけましたねぇ。」と、表情も変えずに言い放った。
「いやいや、M君、あんた大問ごとに解いて、ついこの間50%超えたと言ってましたやん!!それがいきなりの68%の正答率!?しかも、ポーカーフェイス!?一体なにがどうしましたん!?」と言いたい気持ちでいっぱいだった。
遡ること、9月末。
Mから、ひとつの提案があった。
「「ポラリス英文法3」をやろうと思うのですが、どう思いますか!?」
「ポラリス英文法3」は、東大・京大・早稲田・慶応など、名だたる大学で求められる英文法レベルの問題集。
Mとしても、かなり読解力が付いていることが分かっているので、どうにか一気にブーストしたいという気持ちなのだろう。
「まぁ、賭けではあるが、今の時期ならまだ修正がきく。それでは、「「THE RULES 4」もやっちゃいなよ!!」と言ってみた。
「THE RULES 4」は、これまた東大・京大・・・・もういいか。
とにかく、難しい長文問題なのである。
目標としては、「あまり長い期間やると感覚が鈍るので、10月以内にやりあげよう!!」ということに。
中学生と違って、高校生の指導は、お互いに話し合ってできるので面白い。
ただ、これはレベルの高い生徒としか成り立たないことであるが。
そして、今回の結果。
Mは大きな賭けに勝った。
思えば3月5日、Mは初めての過去問に取り組んだ。
入塾して1カ月、一緒に勉強してきた「英文法完成コース」の生徒たち3名とともに、福岡大学英語の問題にチャレンジ。
その時の成績が、24問中2問正解。
正答率8.3%と、過去の塾生と比べても、ダントツに悪かった。
「正直、これ来年の合格は無理っしょ・・・・」と落胆したのを覚えている。
それが、明治大学過去問で、正答率68%!!!!
これを「覚醒」と言わずして何と言おうか!!(いや、何とも言えない「反語」)。
これで、今後の予定が一気に変わる。
早くても12月中旬と踏んでいた結果が、10月中旬に出てしまったのである。
ここで手を緩めてはいけない。
昨日Mに、2日に1回過去問を解くことを提案。
Mは、次のフェーズに入っていく。
10月14日 勉強時間 8.5時間
(1)日本史探求 1.5時間
「日本史探求1問1答」(山川出版) 1.5時間
(2)英語 7時間
「ポラリス英文法3」 授業 4時間
2024年明治大学商学部 大問2 授業 1時間
2021年明治大学商学部 過去問演習 正答率68% 2時間
10月15日 勉強時間 6.5時間
(1)日本史探求 2.5時間
「日本史探求1問1答」(山川出版) 2.5時間
(2)英語 4時間
「THE RULES 4」lessen11(早稲田大学・466語)
練習制限時間20分を14分で
2問中1問正解 0.5時間
「THE RULES 3」lessen4(大阪府立大学・716語)
本番制限時間30分を29分で
13問中7問正解 2周目 1.5時間
「THE ESSENTIAL」23~26 1時間