4月の総括です。休校延長により3月と同様、昼12時~夕方7時半まで開塾しました。体調を崩す生徒さんもおらず、順調に塾は動いております。ただ、緊急事態宣言が出たことにより、通塾を自粛される生徒さんも増えました。
高校3年生は、2名おります。東陵高校の国立大学志望の生徒さんは、週4回5時間通われました。1日の流れとしては、「基礎英語 問題精講」を1題20分ほどでやり、私が添削をします。これは、短文の読解問題ですが、構文等が難しく、かなり力が付きます。その後は、数学の「黄チャート」の復習をやり、英語文法「スクランブル」と続き、「ターゲット単語・熟語」、古文単語、「かんたんな漢文句法」をやります。最後に、英語・国語・数学の各予備校の実践問題集を、2科目時間内に解きます。ただし、英語は週3回、国語は週1回、数学は数ⅠA・数Ⅱbを毎日交互に行っております。また、英語は共通テストで発音・アクセント・文法問題がでないので、大問4から大問6までを45分間でやっております。
かなりタイトなスケジュールですが、生徒さんは頑張っておられます。特に最後にやる実践問題2教科は、私だったら絶対にやりませんね。きつ過ぎます。そのようなきつい中でやっている実践問題でも、英語は7割以上、数学は6割前後とれてきました。また、始めは200点中70点ぐらいだった国語も、古文・漢文の勉強を始めたことにより、120点から160点の間を取れるようになってきています。5月は週5回5時間に時間を増やされております。
九州学院高校の生徒さんは、私立大学志望です。学校の指定校推薦を狙っておりますので、定期テストだけ頑張っております。順位も1年次に比べて、30番ほど上がってきました。ただ、高校総体がなくなったことにより、一般入試でもう少し上のランクの学校を目指されるのか迷っております。その生徒さんは、週2回5時間来ておりましたので、これを毎日に増やせば十分合格可能だと思っております。
高校2年生は、4名おります。休校になって部活が休止していることもあり、東陵高校の生徒さんは、きちんと通塾されるようになりました。この生徒さんは、定期テストの順位がまだ40番台ですので、まずは10番内に入ることが先決です。そのため、先取勉強はせずに、学校の流れに沿って勉強しております。また、熊本学園大学付属高校の生徒さんも、週1回7時間半来ておりますが、その時間は殆ど休みなく勉強されております。数学はもう2年生の範囲を終わり、教科書を4回以上は回されております。残りの2名は、なかなか通塾されないので、状況が分からない状態です。ただ、いずれの生徒さんも進路・志望校を決めておられるので、勉強の目的がはっきりしております。
高校1年生は、4名おられます。東陵高校の生徒さんと、開新高校の生徒さんはきちんと通塾されております。東陵高校の生徒さんは、数学の先取をしておられます。ただ、宿題が多いので、なかなか進みません。開新高校の生徒さんも同様です。他の2名は、あまり来られないので、状況が分かりません。多分、ほかの生徒さんと同様に、学校の課題に明け暮れてるのだと思います。
中学3年生は、4名おります。1名は殆ど来られていないので、あまり状況が分かりません。ただ、ラインで次にやる所等を相談されるので、自宅でしっかりと勉強しているのだと思います。残り3名の生徒さんは、きちんと通塾しております。数学が早い生徒さんは1年分終わり、遅い生徒さんも2学期の範囲まではやっているので、英語文法の復習・先取に時間を使えるようになりました。ただ、休校疲れが出ているのか、先取り学習をしている余裕からか、進み具合が少し遅くなってきております。学校の課題が多いことも原因しているのですが。
中学1年生は、8名おられます。しかし、内3名は自粛をされるということで、休んでおられます。これはご家庭の事情なので致し方ありません。その他の生徒さんは、数学の第3章方程式までは終わりました。早い生徒さんは、第4章の関数に入っております。2学期の中盤までの先取りができたことになります。英語も先取り学習を始めました。早い生徒さんは、第4章ぐらいまで進んでいます。また、ご都合により、週1回2時間半しか来られない生徒さんが、英検3級に合格したとの嬉しい報告もありました。この生徒さんは、小学校6年生から入塾されております。ご家庭の計画で超先取勉強をされているので、英語は中学3年生に入っております。私は問題集等をご提示することぐらいしかしておりませんので、殆どご家庭の力で合格を勝ち取られたことになります。また、休校に伴い毎日通塾される生徒さんが殆どです。このペースを続けると、8月ごろには数学・英語は1年生の範囲を終了できると思います。学校が再開になっても、このペースは最低限守ってほしいですね。この学年には、熊本高校を目指されている生徒さんも少なくありません。確実に合格するためには、週5日4時間ほど来ていただきたいものです。
小学6年生以下の生徒さんは、算数の「くもんのドリル」の先取りが進んでおります。今回目を引いたのは、あのやんちゃな6年生の1名の生徒さんの目の色が変わってきたことです。今までは2時間半集中力が持たなかったのですが、一心不乱に分数をどんどん先へ進めております。あと10ページほどで6年生の分数の範囲は終わります。質問もどんどんしてきております。何が起きたのかは分かりませんが、やる気が出ると変わるものです。本人とは8月までに6年生の4教科全てを終わらせようと話しております。残りの時間は、あまり理解してない5年生の4教科の復習です。4・5年生も、毎日来られる生徒さんが多く、ほぼ全員ドリル1冊を終わられました。このままいけば、8月中には算数はすべて終わると思います。さて、熊本高校等の上位校を目指される生徒さんは、小学生でも少なくとも週4日2時間半は来て頂かないと、合格は難しいと思っております。ご自宅で勉強しているから大丈夫と思われるかもしれませんが、なかなか塾のようには集中して勉強できないものです。
このように全般的には順調に来ておりますが、ここでまた学校という敵が現れてきます。膨大な量の課題と中途半端なオンライン授業。特に高校生は、1週間の課題が「大企業のプレゼンか!!」とツッコミたいぐらいの膨大な量です。本当に先生方はそれで良いと考えておられるのでしょうか。そう思っているのなら、その先生方は死ぬ気で、自分で考えて勉強をしたことのない先生方だと思います。問題の羅列を解かせるのであれば、教科書の問題を丁寧に解説したプリントの方がよっぽど生徒のためになると思うんですがね。
6月からは、何らかの形で学校が再開される見通しです。学校が始まると、多分鬼のようなスピードで進んでいくと思います。当塾の生徒さんは先取り学習をしているので、何ら問題はありません。ただ、今まで勉強してこなかった生徒さんも、あと20日程度で数学で言えば2章分ぐらいの勉強をしておいた方がいいと思います。何もガッツリ勉強しろとは言いません。少なくとも教科書を読んで、何を勉強するのかぐらいは把握しておきましょう。
※現在の塾生数(5月13日現在) 高校生 3年生 2名 2年生 4名(うち女子3名) 1年生 4名(うち女子2名) 中学生 3年生 4名(うち女子3名) 1年生 8名(うち女子3名) 小学生 6年生 4名 5年生 4名(うち女子4名) 4年生 3名(うち女子1名) 計 33名(うち女子16名)
小学生5・6年生の勉強で、熊本高校等の上位校に合格できるかが決まると言っても過言ではありません。一番重要な時期です。また、中学生は、上位校合格のためには、1・2年生から来て頂いくのがベストです。3年生から来て頂いても、受験のための勉強しかできないので、じっくり学力を付けることができないからです。高校生は、熊本大学以上を目指すには、1年生から全力で勉強する必要があります。ただ、3年生から本格的に勉強しようと一念発起された生徒さんも、科目を3教科に絞れば、有名私立大学に合格することも可能です。そのためには、毎日5時間程度は勉強して頂く必要がありますが。