いよいよ明日は、私立高校入試ですね。人生で初めての受験という生徒さんが、殆どではないでしょうか。不安や緊張があるでしょうが、もう1日前です。今日は、ゆっくり軽く勉強するだけにとどめて、早めに寝て下さい。一発勝負なので、明日体調万全で迎えることが一番です。少なくとも7時間は、睡眠をとったほうが良いでしょう。ただ、緊張でなかなか寝付けなくても、目をつぶっているだけで疲れは取れます。最低3時間眠れれば大丈夫です。慌てずに、布団の中でゆっくりしてください。
さて、試験当日の過ごし方について、少しアドバイスをさせて頂きます。まず、試験の合間の休み時間に、終わった科目の話をすることは絶対にやめましょう。次の科目に集中してください。なかには、話したがりの友達もいるかも知れません。例えば、「簡単だったね」とか「あそこの答えはこうだよね」とか。それが、自分の感触と異なっていれば、不安になるだけです。そのような時は、きっぱりと「終わった科目の話しはやめよう」と言って、なるだけ一人になってください。
次に、試験を解いている最中は、自分の決めた時間配分通りに解いているかだけに集中してください。難しい問題が出ても、分からないのは自分だけと思わないでください。他の受験生も同じように難しいと感じています。そこでリズムを崩して、時間配分を間違い、最後まで解けなかったというのは最悪の結果です。とにかく、試験を解いてる最中は、何点取れているとか考えてはダメです。書いた答えは全部合ってると言い聞かせて、時間配分を崩さないように機械のように解いていって下さい。
最後に、不安なことは、試験官になんでも尋ねましょう。皆さんが思っているよりも、試験官は優しいです。例えば、「試験中の退室は禁じます」と言われていたとしても、途中で体調が悪くなったり、トイレに行きたくなった時は、手を挙げて試験官に知らせましょう。私は、トイレが近かったことと、途中で頭を切り替えたいことがあったので、毎回途中でトイレ休憩を入れていました。顔を洗ったりすると、気持ちも変わり眠気も取れます。また、問題文で理解しにくいところがある場合も、「これはどういうことですか」と気軽に尋ねてください。試験官が答えられないと思えば、「それは、答えられません」と言われるだけです。試験官を味方に付けて、なんでも恥ずかしがらずに尋ねましょう。
他に気を付けることは、学校によっては時計がない場合があります。必ず時計を持っていきましょう。仮に忘れたとしたら、これも試験官に「今何分ですか」と尋ねてください。また、休み時間には殆ど勉強はできないと思ってください。そのため、持っていく復習のテキストなどは、必要最小限にしておきましょう。気休めにパラパラ見るだけで大丈夫です。
今まで勉強をしてきたことを信じて、「落とすのなら、落としてみろ!!」ぐらいの気持ちで受けてください。仮に不合格になったとしても、私立高校一般入試・公立高校入試とまだまだチャンスはあります。不安なのは皆一緒です。明日、最高のパフォーマンスを出せることを願っております。