R4 高校 新1年生の勉強法 英語編

高校-勉強方法

新高校1年生の英語編です。英語でまずやることは、英単語です。私は「ターゲット英単語1900」をお勧めします。これは私の好みの問題で、「システム英単語」や東大を狙う方は鉄緑会が出してる「鉄壁」を使っても良いと思います。私は「ターゲット英単語1900」を使って東大受験・早稲田受験をしているので、これで十分だと思っています。

英単語は、高校入学と同時に始めて、2カ月ほどで7割ぐらいは覚えてください。昔家庭教師で教えていた浪人された生徒さんには、2カ月間英単語を毎日3時間ほどやって頂きました。なぜ英単語が重要かといえば、国語の漢字と同じで、ある程度知っていなければ英語を読むことができないからです。極端な話をすれば、文法があまり分からなくても、英単語が分かれば解ける問題があります。残念ながら人間は忘れる生き物なので、その後も毎日3年間続けなければなりません。ただ、一気に覚えることで、その後の勉強がスムーズにいくので、必ず覚えてください。書ける必要はありません。英単語を隠して、赤文字の意味だけを覚えてください。

次に英文法をやります。「ネクステージ」「ビンテージ」「ポラリス」などありますが、当塾の生徒さんには「スクランブル」をやって頂いております。適度に詳しいので、私も愛用してます。文法を勉強された方ならばわかると思いますが、文法書を読んで問題が解けるかといえば、ほぼ解けないです。なぜなら、大学受験では熟語が絡んで問題が出るからです。文法書は軽めに読んで、すぐに問題に入るのが良いでしょう。1回目は下手をすると、3割も解けないかもしれません。それは仕方ないです。文法書でならってない問題が出るのですから。気にせずにどんどん解いていきましょう。解く際に気を付けてほしいのは、問題で答えを覚えないということです。確かに、何度も解けば答えを覚えてしまいます。正解して問題でも一度立ち止まって、どうしてその答えなのかを理由付けて説明できるか試してください。できなければ、間違いとしてカウントしてください。目安としては、夏休みの終わりまでに3回は終わってほしいです。

夏休みが以降は、構文解釈に入ります。構文解釈とは、長文読解と違い、短い文章で構文を見抜く力をつけることです。問題集は色々ありますが、当塾では「基礎英文問題精講」を使っています。まずは自分で頭をギリギリさせながら、和訳をしてください。その後、分からなかった単語を自分で調べて、再び和訳をしましょう。私は高校3年生夏休みに、これより上の「英文問題精講」をやり込みました。そのおかげで、熊本高校の校内模試では5番、センター試験では200点中194点を取りました。ただ、この問題集は、一人でやるのは難しいと言われています。他の問題集を使ってみても良いと思います。

英熟語に関しては、「ターゲット英熟語1000」を使います。使い方は英単語と同じです。ただ、文法問題集にイディオムの章がどの問題集にもあります。それを使っても良いと思いますが、やはり英熟語帳は一冊は持っておきたいですね。

ここまで1年生でやるべきことを書いてきました。最後に2つほど注意点を。一つは、英文法は必ず勉強してください。共通テストで文法が問われなくなり、国立大学志望の生徒さんには、あまり英文法を勉強する意味が薄くなっていると感じるかもしれません。しかし、英文法ができないとどこかでつまずきます。特に私立を併願される方は、必ず文法が問われます。もう一つは、辞書は紙の辞書をできるだけ使ってください。電子辞書でも良いのですが、紙の辞書を引くことでその周辺の関連単語を見たり、どの意味を選択するか等、自分で考えることができます。一見非効率と思うことが、実は効率的であったりします。手垢で汚れた辞書は、1点ものです。是非自分の辞書を作ってください。

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