R元 高校 2年生 11月進研模試(記述式) 結果

勉強方法 総合

11月に行われた進研模試(記述式)、2年生の結果です。初めての対外模試5教科試験でした。全国平均点は、国語41.7点、数学B35.3点、英語35.3点、世界史B36.5点、(以上100点満点)、生物基礎15.8点、地学基礎15.3点(以上50点満点)で、国英数総合112.4点、国数英文系102.5点、国英歴文系113.1点(以上300点満点)、国英文系73.7点(200点満点)、5教科総合198.6点(500点満点)となっております。 熊本県の平均点は、国語41.8点、数学B32.3点、英語34.5点、世界史B35.7点、(以上100点満点)、生物基礎17.3点、地学基礎17.0点(以上50点満点)で、国英数総合107.6点、国数英文系99.2点、国英歴文系121.7点(以上300点満点)、国英文系74.4点(200点満点)、5教科総合200.2点(500点満点)となっております。

熊本県の平均点は、国数英総合では全国平均より5点程低いものの、5教科総合では若干上回っています。特筆すべきは、国英歴文系では、9点上回っていることです。これは、文系3教科入試の生徒さんが、頑張られている結果だと思います。

ちなみに、東稜高校の平均点は、国英数総合88.9点、国数英文系91.1点、国英歴文系101.2点(以上300点満点)、国英文系68.4点(200点満点)、5教科総合162.2点(500点満点)となっております。全て全国平均を下回っております。さらに言えば、国英歴文系が、県の平均点よりも20点も低いことが危惧されます。学校の方針として、社会・理科を軽視していることがうかがわれます。

当塾からは、3名の生徒さんが受験しました。結果は、まだ1名しか分かっておりません。東稜高校の生徒さんですが、結果から申しますと、国数英総合10番、国数英文系8番、国英文系6番でした。7月進研模試(記述式)が同じ順番で、8番、6番、4番だったので、少し下がったことになります。しかし、これぐらいの順位の下がりは織り込み済みです。もっと言えば、まだ低くなることも考えてました。

この生徒さんとは、7月進研模試が終わった段階から、11月進研模試では5教科で戦おうと作戦を立てておりました。目標は、社会・理科で圧倒的な点数を取ることです。その作戦が当たり、5教科総合では1番を取りました。しかも、全国平均からは100点上回っております。特に、生物基礎・地学基礎合計では、全国偏差値78.9という圧倒的な点数を取ってくれました。世界史Bは、全国偏差値61.5となりましたが、これは学校の先生が出題範囲を間違えたため、大問一つをまるまる落としてしまったからです。

この時期に、社会・理科を全力で勉強することには、学校もそうですが保護者の皆様も疑問を感じるかも知れません。まずは、国数英の力を上げて、社会・理科は3年生の夏休み頃から本格的に勉強するという、ある意味「間違った勉強神話」が浸み込まれているからです。しかし、せっかく5教科の対外模試があるのに、社会・理科を勉強せずに受験することはナンセンスです。生徒さんも、少し疑問を持っていましたが、どれぐらい勉強したらどれぐらいの結果が出るのかを検証してみないことには、今後の勉強計画を立てることができません。そのために、国数英よりも社会・理科を優先して勉強することを勧めました。今回の結果で、あれだけの勉強をしたら全国偏差値80近くまで行くと分かったので、今後の計画が立てやすくなりました。このように、対外模試はテーマを決めて受験しなければ意味がありません。

良く考えてみてください。夏休みから社会・理科を始めるとして、大学共通テストで点数が取れるようになるにはかなりの時間を要します。そうすると、ほぼ社会・理科を中心に勉強するようになります。しかし、国数英は継続して勉強しなければ、力は1か月足らずで一気に落ちていきます。社会・理科に共通テスト直前まで不安を抱えながら、一方国数英は二次試験の力も落ちていくことになるのです。逆に、社会・理科が夏休みまでに共通テストで9割取れるようになっていれば、同時並行で国数英の共通テスト対策・二次試験対策をしっかりできることになるのです。

文系で二次試験には社会・理科はないので、そんなに勉強しなくてもいいのではと考える方もいるかも知れません。しかし、少なくとも熊本大学に合格するためには、7割以上の得点が必要になります。そのためには、あまり失敗の少ない社会・理科で9割とる力を付けていなければなりません。もっと言えば、九州大学合格ラインと言われている共通テスト8割を取れば、熊本大学の二次試験で少々失敗しても落ちることはありません。私と生徒さんが目標としているのは、まさに共通テスト8割なんですよ。そして、共通テストで国語・英語が8割取れれば、二次試験でも絶対に合格ラインを割り込むことはありません。

このような理由で、今後も対外模試を利用して、社会・理科を徹底的に勉強していきます。今後の目標は、2月進研模試(マーク式)で7割近くの点数を取ることです。そのため、今は数学・英語のマーク模擬試験を、毎週2回やっております。共通テストで形式は変わりますが、まだ比較できる問題集がありません。そのため、比較できるセンター試験の問題を解くことには意味があります。マーク式対外模試で点数が安定するまでは、二次試験対策はしない予定です。今高校2年生の皆さんも、もうマーク式テスト対策を始めた方が良いと思います。

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