R元 中学 一学期 期末テスト 結果

勉強方法 総合

かなり遅くなりましたが、やっと中学生の期末テストの結果が分かりました。当塾からは、10名の生徒さんが臨みました。今年度から入塾されて、前回の成績が分からない生徒さんがいます。その生徒さんを除くと、順位が上がった生徒さんが5名、下がった生徒さんが2名です。5勝2敗ですね。

まずは、中学3年生6名の生徒さんです。上がった生徒さんも1・2番程度と、前回とあまり変わりませんでした。それでも、過去2番目の点数を取られた生徒さんが1名いました。順位はあまり変わらなくても、実際にそのような点数が取れたことは、今後のやる気につながると思います。新しく入られた3名の生徒さんのうち2名は、数学しか教えておりません。その中の1名の生徒さんは、自己最高点と言われていたので、まずまずの出だしではないでしょうか。もう1名の生徒さんは、試験日を勘違いされていたようで、私が計画していたよりも2週間ほど試験日が早まってしまいました。この2週間で、理科・社会をやって頂く予定だったので、勉強が追い付かず下がってしまいました。

実際、今年の3年生には、頭を悩ませています。なかなかやる気のある生徒さんがおられず、私が予定している勉強が進まないからです。そのような中でも、数学を先取りしていたおかげで、数学だけはある程度の点数を取っています。夏休み中に最低限数学だけは3年生の範囲を最後まで終えて、2学期以降他の科目ができる状態にしておきたいです。今年の3年生は、第一回共通テストでは点数を狙わずに、最終的に志望校に合格できるように計画していきます。

次に、2年生3名の生徒さんです。新しく入塾された生徒さんは、英語を除いては全て自己最高点を取りました。特に、数学では過去最高点を6点上回る38点、理科も7点上回る42点でした。総合順位も過去最高の40番で、前回よりも28番上がりました。成績が伸びる生徒さんに共通していますが、この生徒さんも私の言うことを素直に忠実にやってくれます。また、自宅学習では、私は何も言っておりませんが、どんどん自分で予習・復習をしております。まだまだ弱い部分があるので、今からどんどん伸びていくと思います。熊本高校を目指して欲しいと思っています。

他の2名は、昨年の9月・12月に入塾された生徒さんです。9月に入塾された生徒さんは、なかなか順位が上がらず、6月の初めにはお母様から「塾をやめさせようと思っています」との電話も頂いておりました。私は、「来るもの拒まず、去るもの追わず」でやってきておりますので、通常ならば「分かりました」で終わるところです。しかし今回は、「今度の期末テストまで待ってもらえますか」とお引止めしました。というのも、この生徒さんは、数学をかなり先取りしており、この生徒さんに合った勉強方法が分かったばかりだったからです。

私の勉強方法は、教科書を読んですぐに問題を解いてもらい、間違いを直すということを繰り返す単純なやり方です。この生徒さんにも、それを教えてきました。しかし、この生徒さんは、自分が納得するまでは先に勧めない性分で、社会・理科等のワークを繰り返すことも、「答えを覚えてしまうから」という理由で、あまり積極的ではありませんでした。そこで、この生徒さんの自由に勉強させてみることにしたところ、定期的に行われる学校の小テストで、100点を取ってくることが多くなりました。要するに、自分が納得して理解した個所は、何度も繰り返さなくても忘れない能力を持った生徒さんだったんです。

この生徒さんの自由にやらせた結果、8ヵ月間動かなかった順位がやっと動きました。前回よりも10番上がって、過去最高順位となりました。特に社会では初めて30点を超え、理科では過去最高点を14点上回る46点を取ったのです。8ヵ月かかって、やっとこの生徒さんに合った勉強方法を見つけられました。

最近記事に書きましたが、私は理解する能力があると思った生徒さんには、一定の理解を自力でした後でないと質問には答えません。大体、自分で理解してくれますので、質問は本当に難しい問題に限られてきます。そうすると、私は必然的に、椅子に座っている時間が長くなります。生徒さんからは、「バカ話ばかりして、座ってるだけでお金をもらってるなんか詐欺だ!!」と冗談交じりに言われることがあります。確かに、そう見えてもおかしくはありません。ただ、私はその間、じっと座っているのではなく、全ての生徒さんがどのように勉強しているのかを観察しています。例えば、「歴史を覚えるのに、無駄なことまで書いているなぁ。一回書ければ後は書かずに回した方が早いのに・・・」等、その生徒さんの勉強を観察してるわけです。今回も、なぜ上がらないのか観察していた結果、その生徒さんに合った勉強法を見つけることができました。決して、詐欺ではありません。

12月に入塾された生徒さんは、今勉強方法を探っているところです。この生徒さんは、前回もそうでしたが、今回も一生懸命勉強されました。しかし、2回続けて私が思っていた点数よりも、20点程下回ってしまいました。今回は自己最高点を取ったものの、前回よりも6番下がってしまいました。勉強している過程を見ると、私が思っていた点数を取ってもおかしくないのです。今考えているのは、この生徒さんはテストに弱いということです。今回も、社会は40点近くとってもおかしくない勉強量でしたが、本番では漢字指定ではないところを漢字で書いて間違ったりと、不器用な面が見て取れました。実践的にテストをすればいいのですが、テストは3年生からと決めてますので、もう少し日ごろの勉強で注意力を養っていかなければなりません。そのためには、もっと緻密で正確な日頃の勉強が必要となってきます。今後は、その点を改善していきたいと思っています。

最後に1年生です。1名が臨みました。この生徒さんは、小学5年生から来て頂いております。自分で勉強する生徒さんなので、敢えて私は何もタッチしてきませんでした。それでも、自己申告ですが小学生のテストでは、80点~100点の間を取っていました。今回の成績は、全て教えてくれませんでしたが、多分後ろから3分の1に入っていると思います。この生徒さんには、成績を上げたければ言うとおりにしてみないかと言っていますが、未だその気配はありません。ここで今小学生の生徒さんにお伝えしておきたいのですが、常に100点を目指して最大限の努力をしていなければ、中学で半分以下になることは十分にありえるということです。90点ではダメなんです。

皆さんも、一学期の反省を踏まえて、夏休みに力を付けて下さい。

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