【11月定期テストまで 】理科と社会は、テスト直前に覚えれば間に合う。本当にそうだろうか。【第5話】

11月の定期テストが近づいてきました。

中学生の勉強を見ていて、以前から気になっていることがあります。

それは、理科と社会が「暗記科目」として扱われ、テスト直前になってから勉強を始める生徒が多いことです。

確かに、理科や社会は、短期間の勉強で点数が上がることもあります。

しかし、私はそれだけで十分だとは考えていません。

なぜなら、テストで正解することと、その内容を本当に理解していることは、必ずしも同じではないからです。

■ 理科と社会は、本当に簡単な科目なのか

数学や英語は、積み重ねが必要な科目だと言われます。

一方、理科と社会は、テスト前に覚えれば何とかなると思われがちです。

しかし、実際に中学生の理科や社会の問題を解いてみると、決して簡単ではありません。

理科では、用語を覚えるだけでは解けない問題があります。

実験の条件を読み取り、結果を予想し、その理由を説明する。

社会でも、地名や年号を覚えるだけでは不十分です。

地理なら、地域の気候や産業がなぜそのようになっているのか。

歴史なら、ある出来事がなぜ起こり、その後の社会をどう変えたのか。

こうした内容を理解するには、相応の時間が必要です。

■ 問題集を2回解いても、まだ解けない問題がある

ワカスクでは、教科書を読み込んだうえで、問題集を繰り返し解かせています。

実際の中学2年生の学習記録を紹介します。

理科の「電流と磁界」。

問題集の2回目で、50問中31問正解でした。

正答率は62%です。

一方、同じ日の歴史では、「開国・明治維新」の範囲で70問中65問正解。

正答率は92.9%でした。

どちらも勉強しているのに、結果には大きな差があります。

ここで大切なのは、理科が62%だったことを責めることではありません。

残りの19問を、どうすれば解けるようになるか。

それを考えることが、私の仕事です。

■ 「2周したから終わり」ではない

問題集を2周、3周すること自体が目的になっている生徒もいます。

しかし、何周したかよりも大切なのは、正解できる問題がどれだけ増えたかです。

1回目に間違えた問題を、2回目でも間違える。

解説を読めば分かった気になるのに、翌日には解けない。

こうした状態で次の単元に進んでも、十分に身についたとは言えません。

ワカスクでは、問題集の正答率を確認し、理解が不十分な部分を見つけます。

必要であれば教科書に戻る。

基本問題を解き直す。

そして、もう一度自力で解けるか確かめる。

地味な勉強ですが、私はこの繰り返しを大切にしています。

■ 理科と社会を後回しにすると、高校で困る

私が中学生の理科と社会を重視する理由は、11月の定期テストだけではありません。

高校に進学した後の勉強にも関係するからです。

高校の化学や物理、生物、世界史、日本史、地理は、中学よりも内容が深くなります。

中学の段階で教科書を読み、内容を理解し、覚えるべきことを覚える経験を積んでいないと、高校で急に勉強方法を変えるのは簡単ではありません。

特に心配なのは、教科書を読んでも理解できないと感じたときに、読み直したり調べたりする習慣がないことです。

中学の定期テストを何とか乗り切れても、高校で同じ方法が通用するとは限りません。

だからこそ、中学生のうちに、理科と社会を自分の力で勉強できるようになってほしいのです。

■ 11月の定期テストは、今の勉強で決まる

11月のテストが始まってから、勉強方法を変えることはできません。

テスト直前になって慌てるのではなく、10月のうちに教科書を読み、問題集を解き、間違えた問題を確認する。

その積み重ねが、11月の点数につながります。

もちろん、すべての問題を一度で理解できる生徒ばかりではありません。

何度も間違える問題があって当然です。

大切なのは、その問題を放置しないことです。

私は、生徒が何時間机に向かったかだけで、勉強の成果を判断しません。

昨日まで解けなかった問題が、今日は解けるようになったか。

説明できなかった内容を、自分の言葉で説明できるようになったか。

そこを見ています。

11月の点数を、10月につくる。

そして、その勉強を高校進学後にも役立つ力にする。

熊本若葉スクール(ワカスク)は、そんな指導を続けています。


熊本若葉スクール(ワカスク)

中学生・高校生対象

自学自習型・個別タスク指導

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