最近とくに耳にするのですが、高校・中学ほぼすべての生徒さんが、「学校が楽しくない」と言っています。ただ、授業を受けて、お昼ご飯を食べ、部活などをやって帰るということだそうです。
そこまで学校に魅力がなくなっているのでしょうか？私は、小学・中学で1回ずつ先生からいじめを受けていたことはありましたが、学校へ行きたくないとは思ったことはありません。友達も少数ながらもいましたし、いかに先生に見つからずに「悪さ」をするかを考えたり、なによりも昼休みに外で遊ぶことが楽しかったですね。
高校の時など、2限目に早弁をして、昼休みになるとすぐに大勢で飛び出し、サッカー・バスケ・テニスなどに興じたものです。部活に入っていなかったので、良い運動になりました。ただ、熊本高校で外で遊んでいたのは私のクラスだけでしたが。
今はコロナのせいで、いろいろな規制があるとは思います。そのために、面白くないのかというとそういうわけでもありません。私の考えでありますが、やはりSNSの発達が関係しているのではないでしょうか。
私の時代は、携帯電話もない時代でしたので、友達と話すには学校へ行かなければなりません。しかし、今の時代、SNSで家にいながらも友達が何をしているのか把握できます。ゲームでも、友達と会話しながらできます。ある意味自宅で、「遊ぶ」ことができるんですよね。
そう考えると、学校の魅力は格段に低くなっているのかもしれません。ただ、最近の生徒さんの国語力・会話力のなさを目の当たりにするにつれ、やはり対面での生身の友達との交流は必要な感じがします。良いことも悪いこともひっくるめて、学校は共同生活の良い練習の場です。
学校が楽しくないと嘆く前に、楽しくするにはどうすればよいのかを考えることが必要と思います。その能力がなければ、仕事もつまらない、ひいては人生そのものがつまらないと感じ、よろしくない方向に行ってしまいそうで怖いです。私も常日頃から、どのように人生を楽しく生きるか考えています。生徒さんのおかげで、ハラハラドキドキの生活を送らせて頂いているので、感謝しております！！
