1年前から当塾には熊本高校の生徒さんが通われています。また、新年度からは済々黌高校・熊本第二高校の生徒さんも入塾され、マリスト学園高校・東稜高校の生徒さんを加えると、5校の生徒さんが通われていることになります。各校の情報が入るようになりました。
今回は熊本高校の現状です。みなさん、熊本高校に対してはどのような印象をお持ちでしょうか?卒業生である私は、何をしても自由、課外・宿題がない、勉強のサポートはしてくれない、などが、印象残っています。ドラゴン桜ではないですが、「自由が欲しければ、熊高に行けっ!!」と生徒さんには言っています。
ところが、熊本高校の生徒さんと一年間付き合ってきましたが、どうも熊高が変わってしまっているようです。まず驚いたのは、定期テストで学年順位がでないことです。私たちのころは、上位100番内までは名前付きで張り出されていました。それをみて、喜んだり、悔しがったりしたものです。目標にするライバルも想定できます。「成績こそすべて」、これが熊高の存在意義だと思っていました。それが、進研模試などの学外テストに関しても、順位を出さない徹底ぶりです。どうした、熊高っ!!
これによって不都合なことが発生します。生徒さんのテストに対するモチベーションがあがらないことです。それはそうです、偏差値だけ分かったところで、自分がどこに位置しているのか分からないのですから。当塾の生徒さんも、「誰が成績が良くて、どこの大学を狙っているのかが分からない」と嘆いております。それが原因かは分かりませんが、クラスの半分以上が東進ハイスクールなどの予備校に通っているようです。私の時代は、塾へ行く同級生はあまりいなかったので、かなりびっくりしております。
次に課外・宿題です。なんと夏休み・冬休み・春休み、ぜ~んぶにおいて課外授業があります。「勉強は自分でやれっ!!」という昔のオラオラスタイルはどうなったのでしょうか?それが良い所であったのに。。。先日、友人にこの話をすると、「もう、熊高ではなくなったな」と嘆いておりました。また、ご丁寧に宿題も出ているようです。自分の勉強をしないと、難関大学に行くのは難しいのに・・・
これらのことを聞くと、当塾の生徒さんに熊本高校を勧めても良いものかと思います。まぁ、レベルの高い生徒さんの中に入れるだけで、存在意義はあるとは思いますが、それ以上の魅力は話を聞いていて感じませんね。最後に、「どうした、熊高っ!!」。