R2 熊本県公立高校(後期)入試結果と今年度入試の総括

中学-国語の勉強方法

動画ではお伝えしましたが、後期入試は3名が受験されました。結果は、2名合格です。湧心館高校(普通科)に2名合格されました。残念ながら、一番頑張っていた生徒さんは、不合格となってしまいました。私の力不足です。申し訳ありませんでした。8名中2名の生徒さんが、志望校に合格できませんでした。

今年の生徒さんは、勉強が苦手な生徒さんが多く、正直志望校へ合格できるのか不安でした。そのため、定期テスト・共通テストは無視して、入試の一点突破だけを目指すという作戦に出ました。長期のスパンで力を付けていくことを考えたのです。

具体的には、中学1・2年生の数学が分かっていない生徒さんにも、春休みからいきなり3年生の先取りをさせてみました。それも、志望校に必要な問題に絞って行いました。夏休みの終わりまでに、一通り数学は終わりました。ここで気付いたことは、先取りをすることによって、授業が分かるようになり、数学に対して自信を持ちだしたことです。また、3年生の難しい問題を解くことによって、1・2年生の問題が簡単に思えるようになり、同時に復習もできるようになりました。そのことによって、「中3クラブ」を使って、時間を計っての演習が可能になりました。昨年度の生徒さんよりも、1.5倍ぐらいの演習をしたと思います。これで、過去問を解いても一定の点数は取れるようになり、安心して受験に送り出せました。

次に、社会においても、先取りを優先しました。地理が間に合わない生徒さんは、歴史・公民で点数を取るために、夏休みに公民の半分までを終えました。そのため、二学期の定期テストでは、今まで20点前後の生徒さんが、30点後半を取るまでになりました。できれば、地理までやりたかったのですが、過去問を解く中で歴史・公民がまだ詰められていないことが分かりました。また、地理が常識でも解ける問題があったので、最後まで歴史・公民の学校のワークの繰り返しを行いました。

理科に関しては、定期テストよりも少し先を進む感じで先取をしました。同時に、学校のワークを暗記分野から復習して頂きました。理科には苦労しましたね。社会も理科もできていない状態だったので、時間のかかる社会に労力を割いて、化学・物理分野では応用を教える時間がありませんでした。社会を1・2年時に終わっていなければ、理科を上げることは難しいと改めて思いました。

英語が全員壊滅的な状態だったので、定期テストで一桁の点数の生徒さんには、1年間全く勉強をさせませんでした。熊本県の問題は難しいので、これらの生徒さんが勉強をしても15点前後しか取れないからです。それよりも、他の教科を上げる方が楽なんですね。特に、力を入れたのは国語でした。5月ごろから「中3クラブ」を時間を計って週2回程度は解きました。昨年度よりも2倍の問題は解いたと思います。その甲斐があったのか、過去問でも時間が足らないということはなく、定期テストで10点台の生徒さんも、20点を切ることはあまりありませんでした。中には、30点台を取る生徒さんもちらほら見られました。また、私立高校入試では、定期テストで一桁を取る生徒さんには、大問1問を1時間かけて答えを導く出すまで行うという新たな試みもやってみました。これによって、志望校の問題で100点満点中50点近くまでとれるようになりました。

公立高校入試本番は、私が教えた時間配分通りに解いてくれて、時間不足ということはなかったようです。

今年の生徒さんは、個性的な生徒さんが多く、面白かった半面苦労もありました。しかし、今回の生徒さんのおかげで、先取り学習をやることの効果が分かり、また、新たな学習方法も見つかりました。本当に頑張りました。ありがとう!!

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