昨日、私立高校入試(奨学・専願)4校の発表がありました。結果から申しますと、3名合格、1名不合格でした。ただ、不合格になられた生徒さんは、私立中学校に通われていて、すでに内部進学が決まっていました。そのため、受験勉強は殆どしておりません。実質的には、全員合格されたことになります。
合格された高校は、東海大学付属星翔高校(専願)1名、尚絅高校(総合コース・奨学C)1名、開新高校(普通科・奨学C)1名です。おめでとうございます。
東海大学付属星翔高校に合格された生徒さんは、他の塾から11月に転塾されてこられました。同校の専願入試を希望されていたので、奨学を取ることを目標に過去問を解いて頂きました。初めは260点程度でしたが、後半は300点前後を取るようになって、奨学Aも現実味を帯びてきました。しかし、結果は専願生合格。奨学Bは確実に行くはずなのになぜ?と思いましたが、専願入試では奨学Aからしかなかったようです。まぁ、調べてなかった私が悪いのですが。この生徒さんとは短い付き合いでしたが、前の塾よりも当塾の方が楽しかったと言ってくれました。楽しい高校生活を送ってください。
尚絅高校に合格された生徒さんは、週2回の2時間半コースで来て頂いております。時間が短いので、大学入試を見越して、苦手な数学と英語を1年生から勉強しているだけです。そのため、入試対策は、塾では全くやっておりません。それでも、合格されたということは、自宅でかなり勉強された結果だと思います。あとは、第一希望の公立高校入試に向けて、勉強していくだけです。
開新高校に合格された生徒さんは、実は1月に行われた私立高校入試(奨学)に不合格になっておりました。この生徒さんはスポーツが得意で、多数の私立高校から誘いがあったのですが、どうしても希望の公立高校に行きたいということで、奨学入試に決めました。二学期の定期テストでは、評定を上げるために、理科・社会ばかり勉強しており、一気に点数が60点上がるという「プチ奇跡」を起こされた生徒さんです。そのため、国数英の3教科入試対策は遅れてしまいました。
数学は、過去問を20回ほど解いて戦えるレベルまで来ました。問題は、英語と国語でした。英語は今からやっても間に合わないため、過去問の問題だけを答えられるようにしました。国語は、漢字と少し難しい言葉が分かってない状態だったので、始めは文章を読むことにも四苦八苦しておりました。そして、解答の書き方も無茶苦茶でした。そこで、思い切って一般の受験生が15分で解くような問題を、1時間ほどかけてキチンと読み込んで、全て解答できるまでやるという勉強をやって頂きました。根気強く毎日やっていると、最終的には国府の過去問でも、時間内に他の生徒と遜色ない点数を取れるようになりました。この段階で、「もしかしたら合格できるかも」と本人も私も思えるようになりました。奨学Cに合格したということは、300点満点で125点以上を取ったことになります。およそ、4割です。
元々地頭は悪くない生徒さんですので、やれば伸びるんですよね。ただ、上記のように国語を解くように言っても、大抵の生徒さんはやってくれません。それを根気強くできたことがすごいと思います。私も、この生徒さんのおかげで、新たな国語の勉強の仕方を学びました。今後はこの方法を、他の生徒さんにも行っていこうと思います。あとは、公立高校入試(前期)に全力で向かうだけです。
今日も、4名の生徒さんの合否が分かります。まだまだ、ドキドキは続きますね。