九州学院高校(奨学・専願)入試対策 数学

中学-熊本県私立高校入試対策

今日から、九州学院高校(奨学・専願)の入試対策を、少しずつ書いていこうと思います。参考になれば、幸いです。

まず、問題数です。大問1が5問、大問2が10問、大問3が5問、大問4が5問、合計25問です。以前合格点は5割程度としておりましたが、詳細が分かりましたので書きなおします。奨学A8割以上・B7割以上・C6割以上・専願5割以上・一般6割以上が、合格ラインとなります。また、奨学A・Bは、自動的に特進クラスになります。奨学Cが6割以上なので、15問以上の正解を目指して下さい。

次に、問題傾向です。大問1は計算問題、大問2は様々な分野の小問問題、大問3は二次関数の問題、大問4は扇形を用いた平面図形(一部空間図形)の問題です。この傾向は、過去4年間変わっておりません。大問2では、単純計算問題が3問は必ず出ています。大問1と合わせると、8問は単純計算問題です。大問2のその他の問題は、「数学の友」が解ければ、全問正解できる問題です。大問3は、小問5問中3問目までは、「数学の友」レベルで解ける問題です。残りの2問は、文字を使って座標や面積を求めさせたり、回転した図形の体積を求めさせる問題です。数学が苦手な生徒さんには、少し難しいと思います。大問4も、小問5問中3問目までは、「数学の友」レベルが理解できていれば、取れる問題です。ただ、図形を回転させた問題等は、少し考えなければならないので、大問3よりも取り組みにくいかもしれません。また、円周角も理解しておかなければなりません。三平方の定理を使った問題は、過去4年間では出ておりません。

では、時間配分です。まずは、大問1・2を15分で解いて下さい。少し考えても分からない問題は、すぐに飛ばして下さい。15分が経ったら、解き終わってなくても大問3に移りましょう。大問3は、小問3まで解きます。残りの2問は解かずに、大問4に移って下さい。大問4も、小問3まで解きます。ただ、試験終了15分前、つまり試験開始から35分経ったら、計算問題の見直しをして下さい。配点は分かりませんが、計算問題も難しい問題も、大幅に点数差があるとは考えにくいです。難問を解けても、計算問題を間違っては元も子もありません。5分程度で計算問題の見直しを終えて、残り10分で解き残した問題を解いて下さい。ただ、ここでも簡単に解けそうな問題を選んで下さい。大問3の最後の2問、大問4の最後の2問は解かないと決めていると、精神的に余裕を持てます。残りの21問で15問以上の正解を目指して下さい。この時間配分で行って頂ければ、簡単な問題を解き残したり、大問1問をまるまる解けなかったということはなくなります。

最後に一般入試対策ですが、大問4が三平方の定理を使った問題に変わるだけです。その他の問題の傾向は、奨学・専願入試と同じです。奨学・専願を目指される生徒さんも、一般入試の関数までは解いていた方がよいと思います。直近の一般入試の問題と似た問題を、奨学・専願入試で出題する可能性があるからです。また、1度解いて終わるのではなく、3回ぐらいは解き直してみて下さい。当塾では、2回目以降は毎年、35分と時間を短縮して解いて頂いております。私立高校特有のリズムがあります。その感覚を鈍らせないようにするためですね。

以上が、数学に関する私の分析です。

タイトルとURLをコピーしました