国語の対策です。大問1が評論説明文で、問題数は12問。大問2が小説文で、問題数は10~16問。大問3が古文で、問題数は6~10問。大問4が、四字熟語・文法・慣用句などの問題で、問題数は12問程度です。合計問題数は50問と考えると、25問正解すれば50%はいきます。
大問1は、漢字3問、抜き出し問題1問、30字程度の記述問題1問、残りは選択問題です。マリスト学園高校と比べると、記述問題が少ないですね。ただ、文章としては難しいと思います。抜き出し問題に時間がかかるようであれば後回しにして、選択問題を慎重に考えて下さい。記述問題は、文章中の語句を使ってそれらしきことを書ければ十分です。大問1は、最後に解くことになるので、最悪記述問題はパスしてもいいです。選択問題をじっくり考えましょう。
大問2は、24年度(奨学)は10問でしたが、24年度(一般)・25年度(奨学・一般)は15問となってます。今年度は分かりませんが、15問程度は出る可能性が高いです。評論説明文が10問ですので、小説文で点数を取っておきたいところです。漢字が1問~5問、記述問題・抜き出し問題が1問~2問、その他は選択問題です。これまで書いたように抜き出し問題は、すぐに見つからなければ飛ばして下さい。記述問題は、40字~50字程度の量が出ます。これだけの量だと、評論説明文の30字程度とは異なり、かなり自由に書いても良いというメッセージだと考えて下さい。絶対にここは書きましょう。ただ、注意して欲しいのは、「50字以内で書きなさい。」と問題に書いてある場合、最低でも40字は埋めて下さい。これが30字ぐらいであると、そもそも採点されない可能性があります。「記述問題は指定字数の8割は書く」ということは、頭に入れておいて下さい。
大問3は、24年度(一般)から、読み方が2問、記述問題が1問が定着しています。それ以外は選択問題です。文章が分からない場合は、絶対に問題から読んで下さい。問題の選択文章の中に、文章が何について書かれているのかのヒントが入っている可能性があります。
大問4ですが、ここの対策は正直きついです。他の科目との関係もあるので、ここばかりに時間を費やしてる暇はありません。最低限やることは、「国語の便覧」または「整理と対策」「新研究」の章末に載っている、文法・四字熟語・ことわざ・慣用句を覚えることでしょうか。
時間配分としては、大問3・4から解き始めて下さい。注意することは、大問4の問題を考え込んだりしないことです。知らなければ解けないので、どんどん飛ばして、大問3・4を15分で切りあげて下さい。その後、問題数が多く、文章が長い、大問2を解きます。ここも15分で切りあげて下さい。最後に大問1です。とにかく全体が何を言っているのかざっと読んで、記述以外の選択問題をじっくりと考えて下さい。10分ほど使って下さい。残りの10分で、書いてない記述問題、大問4の問題、抜き出し問題を解いて下さい。
くれぐれも、大問一つに20分以上使うことは辞めて下さい。全問見終えた後の10分間で、どこの問題を解くか考えましょう。あと、選択問題は考え過ぎないようにして下さい。迷った時は、初めに正解と思ったものを選んでください。私の経験上、初めに選んだものが正解であることが多いからです。