R元 小学 一学期の総括

小学生

今年は小学生が17名も入塾して頂き、当塾として初めて本格的にお手伝いをさせて頂くことになりました。多くのデータがそろったので、一学期を総括していきたいと思います。

まず初めに感じたのは、これはダメだと思う生徒さんは一人もいなかったということです。みなさん理解力があり、普通に勉強していけば全員熊本高校に合格してもおかしくない状況です。特に、国語・算数ができる生徒さんが多いですね。週に1~2回の2時間半来られる生徒さんが多いので、算数しかみることはできませんが、あまりつまずいている生徒さんはいません。

次に感じたのは、国語・算数に比べて、社会・理科が安定しない生徒さんが多いということです。特に理科に関しては、30点台を取る生徒さんもおられて、全員が苦手としている気がします。話を聞いてみると、社会・理科に関しては、テストを受けるにあたって教科書を読んでいない生徒さんが殆どでした。教科書を読んでないということは、私が与えている問題集にはもちろん手を付けていません。これでは点数が安定しないのも当たり前です。

前にも述べたことがあるかもしれませんが、私は生徒さんが入塾されるとき、その生徒さんが伸びるかどうかは、社会の点数を見て判断します。社会は、ある程度の読解力あり、地道な勉強をしなければ点数は取れません。つまり、社会で点数を取れるということは、地道に努力する能力があるということです。地道に努力する能力があれば、残りの科目もできるようになるはずです。算数の点数は、一度解き方を覚えてしまえば、他の問題も解けます。必然的にある程度の点数は取れます。地道な努力はあまり必要ないので、判断材料とはならないんですね。

上記のように、現在の塾生は、全員熊本高校に合格してもおかしくない能力は持ってます。では、どこで差がついてくるのでしょうか。一言でいえば、「意識付け」の違いで差が出てきます。生徒さんごとに、色々な家庭環境・教育方針があると思います。「勉強はできなくても伸び伸び育ってくれればいい」「大学なんか行かなくてもいい」など、家庭によって考え方はあると思います。しかし、中学に進めば、否応なく成績というもので生徒さんが評価されることになるのです。勉強ができれば自信が付き、学校生活にも少しは良い影響がでるでしょう。そのためにも、小学校のうちに勉強を一生懸命頑張ろうという「意識付け」が必要になります。ある意味、親御様がこのような意識を持つことが必要になってきます。熊本高校に行きたければ、熊本高校に絶対に行かせたいという意識付けが必要なんですね。

このようなことを書きながらも、私は熊本高校が絶対とは思っていません。勉強は自分がやろうと思えば、いつからでもどのような環境でもできます。高校・大学なんか、長い人生から見るとどこに行っても同じです。しかし、どこでもいいのならば、熊本高校を狙ってみてもいいのではないでしょうかということです。そのためには、親御様が勝手に子供の限界を作ってしまってはいけないと思います。「どうせ無理だから」などと考えず、子供達には「頑張れば、なんでもできる」と言って欲しいんです。

長々と取り留めのないことを書いてしまいました。私が言いたいのは、熊本高校は選ばれた人間がいく高校ではなく、努力を続けた人間がいく高校だということです。子供の可能性は無限大です。今後も少しづつ、私が小学校の頃にやっていた勉強法を書いていこうと思っています。最後に、社会・理科は、小学5・6年生の勉強ができていれば、中学の社会・理科の勉強の半分は終わったと考えて下さい。それほど、この時期の勉強は重要なんです。

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