先週、各中学校で、プレ共通テストが行われました。問題は、過去の共通テストでした。当塾では、このテストの対策は全くやっていません。慌ててやっても上滑りで終わることと、今の本当の力を見るためです。ただ、前日に各教科の解き方・時間配分などは、軽く教えておきました。
結果は、予想通りというか、悪かったです。140点台が1名・100点台が2名・100点以下が1名です。皆さん、志望校の合格ラインまで、40~60点足りないといったところです。原因は、1・2年生の社会・理科を完全に忘れていることです。一番できる生徒さんが、理科で30点取っただけです。それ以外は、10点台もありました。生徒さんに緊張感が出てきたところで、夏期講習会が始まります。とにかく、理科・社会を中心に、ひたすら勉強あるのみですね。
では、一学期期末テストから何をしていたかというと、数学と英語の先取り学習です。数学は最も早い生徒さんで、「三平方の定理」の途中です。これが終われば、あと一単元で3年生は終わりです。英語も、早い生徒さんは、ワークの文法問題・教科書の英文の和訳を3年生の範囲全部終わりました。これで、2学期からは理科・社会をやっていくだけなので、かなり楽になります。まぁ、その代わり問題演習をかなりこなすので、楽といえるかは分かりませんが。
先日、ある生徒さんの学校の先生が、その生徒さんの数学のワークを見て、「進みすぎだ。塾で先取りをやらないように言っておけ。」と言ったそうです。確かに、私も先取り学習はいらないと思っていました。そんなに急いでも、すぐ忘れるだけで無駄と。ただ、昨年の生徒さんの1月以降のバタバタを経験して、絶対に先取りをして、問題演習をたくさんしなければならないと考えました。そのため、忘れない先取りをしようと考えました。
やり方は、数学を一単元進んだとします。その後、その前の単元に戻って、一単元進んだところまでやります。そこから、また一単元すすんで、今度は二単元前に戻って、初めから数学カード・数学の友・教科書の章末問題を繰り返していきます。イメージとしては、1→2、1→2→3、1→2→3→4、1→2→3→4→5、1→2→3→4→5→6、と進めて、1を5回回した段階で、次は2から始めるという形です。5回も回せば完全に理解しています。また、忘れることも少ないです。このような先取りならば、大丈夫だと考えました。
夏期講習中も、忘れないように先取りの復習を入れていく予定です。そのためには、7時間ぐらいの勉強時間が必要になりますが、最後の夏ぐらい勉強に没頭してみるのもいいのではないのでしょうか。