少し前の話で済みませんが、「ビリギャル」という小説が話題になりましたね。私は、本も映画も観てないので、内容は分かりませんが、勉強が全くできなかったギャルが、猛勉強して1年間で慶応義塾大学に合格した話ですよね(間違ってたらすみません)。その生徒さんの生い立ちや勉強に目覚めることなどで、話題になったのだと思いますが、実際には誰でも「ビリギャル」になれる可能性があります。
例えば、中学時代にあまり勉強をせずに、普通の高校に入った生徒さんがいるとします。当然、数学も英語も全く分かりません。ここでその生徒さんが、高学歴が絶対に欲しいと考えたとします。それであれば、私でも早稲田大学や慶応義塾大学、また上智大学の文系を目指すようにアドバイスします。
理由は、私立大学の文系は、国語・英語・社会の3教科しかないことです。数学は、中学生の勉強は、2ヶ月ほどで終わると思いますが、その後の高校の勉強でかなりの時間をとられます。また、そもそも計算の速さなどは、小学生からの積み重ねなので、なかなか克服できません。これに対して、中学生の英語は、毎日5時間勉強すれば、1カ月で終わります。また、高校の英語は、単語・熟語・文法を身に付ければ、あとは長文読解の練習のみです。
社会については、山川出版の教科書と「一問一答問題集」をするだけで、私立大学にも十分対応できます。国語については、古文・漢文の文法等は、みんな高校で本格的に始めるので、中学時代は関係ありません。まぁ、これは社会にも言えることですが。現代文は、問題演習をするだけです。
これらを毎日実質勉強時間で6時間ほどやれば、1年で合格できますよ。ただ、これをやることが難しいんですけどね。しかし、高校1年生から始めれば、3年間でこれをやればいいだけです。熊本のような地方では、国立大学志向ですが、関東では始めから有名私立大学を目指す高校生が多いです。そのため、数学をしたことがない学生も多いのですが。有名私立大学は、そんなにレベルは高くありません。実際、熊本大学と早稲田大学に合格した友人がいます。そのころは、熊本大学に3教科受験があって、早稲田を中心に勉強をしていたと思います。
どうしてこのような記事を書いたかというと、生徒さんから、「ビリギャルの先生ってすごいの?」と聞かれたからです。その先生が、生徒をやる気にさせたことは凄いと思いますが、実際1年で合格することは可能です。その生徒さんには、勉強はいつから始めても頑張れば、高学歴を狙うことはできると言っておきました。なんだかんだ言っても、まだまだ日本は学歴社会です。もし、お金に余裕があって、一流企業に入りたいのであれば、有名私立大学を狙ってみるのも1つですね。それが必ずしも良い人生かどうかは分かりませんが。