2013年度公立入試分析

熊日が出している「進学ナビ」に、2013年度の公立試験のデータが載ってました。これに基づいて、若干分析をしてみたいと思います。受験生は9970人、およそ10000人です。そのことから、5000番目を平均点と考えて行きます。

全体平均としては、128点前後と思われます。国語は26点、社会は28点、数学は23点、理科は25点、英語は23点というところでしょう。この結果からみると、2012年と殆ど傾向は変わってないと思われます。とくに数学・英語は、36点以上が1200人程度となっております。相変わらず、難しいです。熊高・済々臖の受験者を全員合わせると、大体1100人程度になります。そのことから、いかに36点以上を取るのが難しいか分かります。逆にいえば、計算とある程度の公式を覚えておけば誰でも25点は取れるので、熊高・済々臖の受験生と10点差しかないわけです。

前も言いましたが、数学・英語については実力差がでないので、あまりいい問題とは思えません。受験に合格させることだけを考えると、数学・英語を勉強させても仕方ないということになってしまいます。本当は、しっかり勉強して欲しいんですけどね。前々から言ってるように、やはり勝負は理科・社会になりそうです。理科・社会でしっかり30点以上を取り、国語で28点ぐらいを目指します。これは計算ができる科目です。この3科目で90点を取ってしまうと、熊商を目指されてる方は、あとは英語と数学で30点取ればいいことになります。平均15点で、最低ラインに届くということです。第二を目指す方は、理科・社会で40点を目指して下さい。

このように考えると、3年生は勉強する科目の時間配分が、かなり重要となってきます。漠然と(計画性なくということ)全科目勉強していては、志望校合格が遠のくばかりです。とくに塾に通ってる方は、ただ塾について行くのではなく、「本当に今自分に必要な勉強をしているのか」を、毎日考えて下さい。時間は、あっという間に過ぎてしまいますからね。

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