【体調がすぐれない日に、あえての過去問】
2日に1回、明治大学英語の過去問を解いている。
そのため、1日は知識の詰め込み、これまでの復習、と自由に勉強している。
勉強時間の多寡は、全ての空き時間を勉強に費やしてもらうだけ。
どこぞの予備校のように、「10時間以上やらないと落ちる!!」などとは、言わない。
というか、私自身の経験上言えないのである。
早稲田大学入学直後から、予備校に通い、途中から大学にもいかなくなり、毎日10時間以上勉強をしていた。
しかも、ストップウォッチで正確な時間を計っての10時間だ。
トイレに行くときもストップウォッチを止め、少しの休憩でも止めてやっていくと、実質10時間勉強がどれほど大変か分かる。
これを2年間続けた挙句、大学3年生の試験当日にパニック障害を発症し、試験は受けれず、そのまま地元クマモトへ都落ち。
なんとか学部試験だけ受けて、卒業はできたが、2度と東京へ戻ることはなかった。
そのような経験をしているからこそ、勉強時間が全てと思いながらも、7時間でも6時間でも、その日最大のパフォーマンスをしてくれたらよい。
たかが大学受験ごときで、一生を棒に振るような病気になってほしくないのだ。
私は、現在も月に1回、心療内科に通って、薬を服用しながら毎日を過ごしている。
20代前半からこのような状態なので、健康体の自分がもう分からない。
Ⅿは、6時間から9時間の間で勉強時間が推移している。
このくらいが丁度よい。
受験勉強は長丁場なので、毎日続けていくことが必要だ。
つまり、地頭が良いタイプでなくても、粘って勉強できる能力が難関大学に合格するためには必要なのである。
このように、毎日継続して長時間勉強していると、必ず体調を崩す日が来る。
その時は、気持ちを切り替えて(ある意味諦めて)、ゆっくり睡眠をとる方が得策だ。
木曜日に、Mは限界ヨロシクになり、早めに帰った。
翌日、いつものように来て、2日に1回の明治大学の問題を渡したところ、「少し体調が悪いので、明日にしても良いですか!?」と。
これに関しては、「いや、ダメだ。今日解け!!」と言った。
今まで行ってきたことと矛盾しているようだが、時間を計って問題を解くとなると話は別だ。
実際の本番では、どのような体調でも受験しなければならない。
特にMの場合は、来年2月5日から試験が始まり、2月16日までの期間に、3大学計6回試験を受けなければならない。
体調の良い日もあれば悪い日もあるだろう。
そのような中で、いかに気持ち的に負けずに、淡々と受験できるかが合格を手繰り寄せるのである。
予定していた問題演習は、絶対にやり切る。
Mは、仕方がないと諦めたのか、過去問を解いているようであった。
私も鬼ではないので、一番試験時間の短い、全学部統一にしておいた。
結果は、正答率56.8%。
全学部統一では、最高正答率だった。
このような経験のひとつひとつが、本試験に活きてくる。
そして、この「体調悪い期」に、私は次の一手を打つ。
翌日は土曜日。
時間は、かなりある。
Mに与えた課題に、Mの顔が少しゆがんだ。
さぁ、本当の地獄の始まりだ!!
10月24日 勉強時間 7時間
(1)日本史探求 3.5時間
「日本史探求1問1答」(山川出版) 3.5時間
(2)英語 3.5時間
「ポラリス英文法2・3」
時制 (1)(2) 3周目 2時間
「THE ESSENTIALS」 30・31 0.5時間
「英語長文THE RULES3」lessen9
法政大学 963語 9問中4問正解(28分を27分で)
1時間
10月25日 勉強時間 6.5時間
(1)日本史探求 3.5時間
「日本史探求1問1答」(山川出版) 3.5時間
(2)英語 3時間
2022年明治大学全学部統一
44問中25問 正答率56.8% 1.5時間
「ポラリス英文法2・3」
助動詞(2)、仮定法(1) 3周目 1.5時間