【連続ブログ小説】明治大学☆彡物語【第10話】

高校-大学入試

【良い参考書がたくさん出ている今だからこそ】

土曜日は、Mとの絡みはほとんどなかった。

淡々と自分のタスクをこなしていく。

Mには、おおまかな計画しか話していない。

細かく計画を立てる方が良いという人もいるが、私の司法試験受験を含めた、37歳までの勉強経験上、得てしてそれは、

精神を苦しめることにしかならない。

計画とうまく付き合っていかかなければ、強いストレスに常にさらされることになる。

現在、Mの一番の目標は、11月に明治大学日本史で、60%以上の正答率を取ること。

前回初めて50%を超えたことを受けて、一気に70%の合格ラインまでもっていきたい。

そのために、Mは「1問1答式問題集(山川出版)」だけをやっている。

山川出版の教科書で、歴史の流れをだいたい抑えたので、今度は細かい知識をとことん入れる。

さて、11月の過去問で、どれだけ取れることか。

今受験界は、空前の「参考書ブーム」。

特にコロナ以降は、独学のスタイルをメインにした塾が増えており、それに呼応するように、これまでの参考書概念を覆すものが数多く出ている。

独学で大学受験もできる。

しかし、多くの選択肢・情報があると、何を使ってよいか分からないのが大多数の受験生。

自分のレベル帯にあっていないものや、あまりにも簡単なまとめ参考書もある。

とくに歴史に関しては、教科書を読むのは「タイパ」が悪いと言われている。

「教科書は難しいので挫折しやすい。」

「「実況中継」などの講義本で、流れをつかめ!!」

「私立大学を受けるためには、山川出版の「1問1答式」では、知識量が少ない!!」

など。

少し立ち止まって考えて欲しい。

どうして、山川出版の教科書が、私の時代から30年近くも進学校の指定教科書にされているのか?

それは、内容が素晴らしいからに決まっている。

現に、私も東大の世界史論述対策として使ったのは、山川出版の教科書であり、知識をいれるためには「1問1答式(山川出版)」しか使わなかった。

その2冊で、早稲田大学に、ほぼ対策を取らずに合格している。

だから、Mにも自信を持って言える。

この2冊を完璧にしろと。

この教科書が分かりにくいのならば、理解力・読解力・全体把握能力がないということ。

そういう生徒は、社会の代わりに数学を使った方が良い。

それだけ、社会を完璧にするのは、繊細な遅々とした努力が必要である。

私がいえるのは、「教科書が分からないのならば、分かるまで100回以上読め!!」ということだ。

さて、話をMに戻そう。

日曜日には、多分ほとんどの時間を日本史に費やしている。

そして、昨日月曜。

あの地獄のような「過去問精読会」が、昼1時から4時間敢行された。

辞書を引き引き、頭をギリギリさせながらの苦行。

Mは、最近さらに落ち着きが出てきている。

「なんか雰囲気が変わったね!?」と尋ねると、「調子は良いのですが、まだまだ合格には届かない。自分が傲慢にならないように、なるだけ精神を抑えています。」と。

すばらしいことです。

その後、Mに明治大学全学部統一試験英語の2023年度を渡した。

結果は、正答率54.1%。

やはり60分のスピード勝負となると、正答率が落ちてしまう。

それでも、1カ月前には夢のまた夢であった、正答率50%を軽々と越えて、残念そうにしているⅯ。

明らかに、フェーズは変わった。

そして、Mは英語・社会・国語すべてを、「王道の勉強法」で進んでいく。

遠回りに見えて、実は最短の道なのだ。

1019日 勉強時間 6時間

1)日本史探求      2.5時間

「日本史探求11答」(山川出版)    2.5時間

2)英語 3.5時間

「ポラリス英文法3 

CHAPTER5 2周目            2時間

THE ESSENTIALS

CHAPTER2 半分復習          1時間

「ターゲット英単語1900

PART1                 0.5時間

1021日 勉強時間 8.5時間

1)日本史探求      2.5時間

「日本史探求11答」(山川出版)    2.5時間

2)英語 6時間

明治大学商学部20242021

精読 授業                  4時間

2023年明治大学全学部統一 

26問中48問正解 正答率54.1%        1.5時間

「ターゲット英単語1900

PART2                   0.5時間

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