今回は、長文読解の勉強方法です。注意して欲しいのは、文法・単語・熟語がある程度できるまでは、長文読解はまだやらなくていいです。
公立高校の入試問題は、前回も言った通り、リスニング1問、長文読解3問です。リスニングで15分ほど取られるので、残り35分で長文を3問解かなければなりません。単純に考えると、1問にかけられる時間は12分しかありません。1問の長文の分量はかなりのものですので、読解のスピードを上げなければ、全ての問題は解ききれません。去年の3年生は読むスピードが遅かったので、1問は捨てるように指示しました。
では、どのように長文を読めば、スピードが上がるのでしょうか。まずは、英文の読み方です。例えば、 「I think that she will come.」で考えてみましょう。皆さんはどのように読みますか!?全ての文章を読んで、「私は、彼女が来ると思います。」と読んでませんか!?これでは、これ以上の長く複雑な文章の場合、かなりの時間を費やします。「私は、思います。彼女は来ると。」と、頭から読んでいくと数段に読みやすくなり、スピードも上がります。私たちは、文章を読む時、頭から読んでいきますよね。それと同じで、アメリカ人も頭から読んでいくのです。そうであれば、私たちも、アメリカ人と同じように、頭から読んでいかなければなりません。そして、この読み方をしないと、リスニングでは点数が取れないのです。
もう一点重要なことは、文章をできるだけ切っていくことです。先ほどの文章では、「think」と「that」の間に「/」を入れて切って下さい。これは、後に問題を解くときに、解答を見つけやすくするためです。「I went to the park to play tennis.」で考えてみましょう。読み方は頭から読んでいくので、「私は、行った。公園に。するために。テニスを。」となります。そして、切るのは「park」と「to」の間です。すなわち、一つの意味を持つ塊ごとに切っていくわけです。
入試前は、入試問題で練習しますが、日頃は教科書で練習して下さい。Unitの文章を10分を目標に一気に読んで下さい。その中で、分からない単語・文法が出てきたとしても、前後の文章から推測する(予測するということ)練習をしましょう。実際の入試でも分からない単語・文法が出る可能性があるからです。
次回は理科の勉強方法について書きたいと思います。