高校 | 熊本ゼミナール | 英進館 |
熊本高校 | 191 | 182 |
済々黌高校 | 173 | 164 |
熊本第二高校 | 155 | 145 |
熊本第一高校 | 150 | 142 |
熊本北高校 | 123 | 126 |
東稜高校 | 89 | 93 |
必由館高校 | 116 | |
熊本商業高校 | 112 | |
熊本工業高校 | 101 | |
そろそろ、成績開示が郵送されている頃でしょうか。
私が聞いた範囲内で、2024年入試の総括をします。
まずは熊本高校からです。
複数人が187点で不合格になっており、190点でも不合格です。
193点で合格しているので、私の予想通り熊本ゼミナールさんのデータの方が当たってましたね。
また、済々黌高校は、172点で不合格の方がおられるので、これも熊本ゼミナールさんが当たっています。
全科目を見て、熊本高校が190点以上いかなければ、熊本県のレベルは相当落ちていると考えてました。
そうではなかったので、ほっとしているところです。
ただ、熊本高校と済々黌高校との差が徐々に開いてきているのが気になります。
済々黌高校の生徒さんが、一昨年は熊大医学部の現役合格がいなかったと聞いて驚きましたが、やはり差が広がっているようです。
次に、熊本第二高校です。
明確には分かりませんが、自己採点で140点の生徒さんが合格しているので、私の予想通り、こちらは英進館さんの方が当たっています。
ただ、熊本高校と比較すると、こちらも差が年々広がってきています。
その原因はなんでしょうか?
以下は、直近5年間の合格予想ラインです。
これから原因を紐解いていきましょう。
2023年
高校 | 熊本ゼミナール | 英進館 |
熊本高校 | 184 | 184 |
済々黌高校 | 164 | 167 |
熊本第二高校 | 145 | 148 |
熊本第一高校 | 137 | 144 |
熊本北高校 | 120 | 127 |
東稜高校 | 82 | 96 |
熊本商業高校 | 104 | |
熊本工業高校 | 95 |
2022年
高校 | 熊本ゼミナール | 英進館 |
熊本高校 | 188 | 179 |
済々黌高校 | 170 | 161 |
熊本第二高校 | 150 | 136 |
熊本第一高校 | 145 | 133 |
熊本北高校 | 126 | 116 |
東稜高校 | 91 | |
必由館高校 | 105 | |
熊本商業高校 | 107 | |
熊本工業高校 | 98 |
2021年(コロナのため試験範囲に3年生が入ってない)
高校 | 熊本ゼミナール | 英進館 |
熊本高校 | 190 | 185 |
済々黌高校 | 173 | 169 |
熊本第二高校 | 154 | 154 |
熊本第一高校 | 151 | 151 |
熊本北高校 | 129 | 123 |
東稜高校 | 105 | 114 |
必由館高校 | ||
熊本商業高校 | 117 | |
熊本工業高校 | 101 |
2020年
高校 | 熊本ゼミナール | 英進館 |
熊本高校 | 184 | 188 |
済々黌高校 | 175 | 173 |
熊本第二高校 | 153 | 161 |
熊本第一高校 | 149 | 154 |
熊本北高校 | 131 | 130 |
東稜高校 | 109 | 114 |
必由館高校 | ||
熊本商業高校 | 117 | |
熊本工業高校 | 109 |
2019年
高校 | 熊本ゼミナール | 英進館 |
熊本高校 | 190 | 185 |
済々黌高校 | 173 | 169 |
熊本第二高校 | 151 | 151 |
熊本第一高校 | 154 | 146 |
熊本北高校 | 129 | 123 |
東稜高校 | 105 | 105 |
必由館高校 | ||
熊本商業高校 | 117 | |
熊本工業高校 | 101 |
上記の結果から何が分かるでしょうか?
まず、コロナ前と後を考えてみましょう。
コロナの年を含めたの3年間は、熊本高校と済々黌高校が15点差ほど、済々黌高校と熊本第二高校との差が20点差ほどです。
これがコロナ後になると一気に広がってきます。
2022年からは、熊本高校と済々黌高校が20点差になり、済々黌高校と熊本第二高校が30点差に広がってきます。
つまり、熊本高校と熊本第二高校の差が、35点差から50点差近くまで広がっています。
これは、コロナの時期に小学生だった生徒さんで、学校が休校になったときにどのように過ごしたのかが影響していると思われます。
きちんと勉強をしていた生徒さん、ただ単にダラダラ過ごした生徒さんでは、差がつくのは当たり前です。
また、2021年から新課程に移行し、2022年に入学した中学生は全て新課程で習ったことになります。
その生徒さんたちが、今年の受験に臨んだわけです。
5教科の内容はさらに難しくなりました。
とくに、英語に関しては、教科書のレベルが高すぎます。
高校レベルの英単語が、普通に入っています。
これでは、小学生の時の学力の差がさらに加速されるだけです。
今後考えられることとしては、来年からは2022年以降に入学した高校生が大学入試を迎えます。
中学校での差が縮まっていないとすれば、大学合格実績にかなりの差が出ることが予想されます。
言葉を選ばずに言えば、「熊本第二高校以下の進学校は、もはや進学校ではない!!」と言うことです。
今後は昨今の東稜高校と同じ道をたどり、熊本商業高校に逆転される可能性さえ出てきました。
職業高校を目指される生徒さんは、ある意味最後の受験ですので、普通高校の生徒さんよりもより真剣に勉強します。
しかも、行きたい学科の募集定員が少ないので、かなりの狭き門です。
熊本第二高校以下の進学校に入学しても、高いレベルの大学への進学が難しくなった場合、どのようにご家庭として対処するべきでしょうか?
もう「四高」などという概念を捨てて、無理な勉強はせず、中学生のうちから大学へ向けた対策を取ることです。
「高校至上主義の終焉」です。
あとは、早めに頭を切り替えて、行動を始めるだけです!!