【志望高校】2022年度熊本各進学高校の大学進学実績【進学実績できめろ】

塾の紹介

季節は巡って、10月になろうとしています。

高校受験生の皆さん、

勉強は順調に進んでいますか?

今回は、志望校の選択の1つの資料として、

各高校の昨年度の大学進学実績

分析いたします。

「大学なんか高校に合格して

考えれば良いじゃん!!」

と思っている生徒さん、危険ですよ。

皆さん、何のために高校に進学するのですか?

大学進学を考えているのであれば、

高校は単なる通過点、または、

大学合格の手段でしかありません。

〇〇高校に行ったら、人生勝ち組に

なれるのですか?違いますよね。

厳しい言い方をしますと、

大学受験は高校受験の10倍の労力が必要です。

また、就職してから自分でお金を稼ぐことは、その何倍も労力が必要なのです。

それなのに、高校合格で人生上がり!!

と考えている生徒さんが

あまりにも多すぎます。

では、まず現実を知ることから始めましょう。下記の表は、昨年度の各高校の

現役生進学実績です。

(ここに載せている高校・大学は、

私の独断と偏見で決めさせて

いただきました。

詳しい情報が知りたい方は、

各高校の㏋をご覧ください。)

まずは、九州以外の国公立大学進学者数から

見えることは何でしょうか?

九大より上に記載している大学が、

九州以外の大学です。

すぐに特徴が分かりますよね。

そうです、熊本高校・済々黌高校

以外の学校は、ほとんど進学者がいません

これは、ただ単に上記2校の生徒が、

優秀だからでしょうか?

私の考えでは、上記2校を狙う生徒さんは、

志望する大学進学を見据えて、

ただの通過点として高校を考えているのです。

そのため、入学直後から迷うことなく

勉強を始めるので、

九州以外の大学合格者が多く出ています。

そうはいっても、高校をブランドとして

考え入学する生徒さんもいます。

そのような生徒さんは、

あまり良い結果を出していないことも

事実です。

その他の高校の生徒さんが、

なぜ九州以外の大学進学できないのか

分かりますよね?

初めから、九州内の大学を目指されて

入学された生徒さんは、問題ありません。

問題なのは、その他の生徒さんです。

後日記事に書きますが、

先日熊本第二高校の進路指導の先生、

東稜高校の教頭先生と、

電話で30分ほど話しました。

どちらの先生も、

熊本の生徒は、高校入学が全てと

考えている。志望大学が分からずに、

入学される生徒が多い。

とおっしゃっていました。

ここでみなさんは、

「大学は、高校に入ってから

ゆっくり考えれば良いよ!!」

と言うでしょうね。とても甘い考えです。

高校の勉強は、中学の6倍ぐらいの量です。

3年間で理解するのは簡単ではありません。

また、大学入試はいろいろな受け方があり、

各大学で必要な科目も様々です。

すなわち、戦略に基づいて勉強しなければ、

無駄な努力をしてしまいます

1年生から受験勉強開始という意識で

取り組まなければなりません。

仮に2年生で志望校を大阪大学としても、

「時すでに遅し」となります。

次に、九州内の大学で見てみましょう。

九大合格者数も、熊本高校・済々黌高校の

2校がずば抜けています。

その他の学校の合格者をすべて合わせても、

済々黌高校に及びません。

これにはどのような理由があるのでしょうか。

先ほどの九州以外大学進学にも

つながりますが、その他の高校は、

熊本大学基準で授業を進めています。

そのため、九州大学を目指すには、

自分で学校以上のレベルの勉強を

しなければなりません。

これはかなり大変なことです。

また、生徒のご家庭が、県内の大学を

望まれていることも一因となるでしょう。

熊本大学の進学実績をご覧ください。

上位4校はほぼ横並びです。

確かに、熊本高校・済々黌高校は、

上位の大学に合格しているため

少ないとも言えます。

しかし、私が以前書いた記事

「熊本大学への合格可能性」では、

上記2校の生徒は、全員九州大学に

合格しても良い実力なのです。

上記2校でも、上位層と下位層では

雲泥の差があるということです。

熊本大学進学実績では、

熊本第二高校が近年急速に合格者を

増やしておりますが、

それを超える勢いで熊本第一高校が

接近しています

なぜこのように増えたのか

、分からなかったのですが、

今回分析してみて理解しました。

熊本第二高校にしか記載がなかったのですが、

推薦合格者が20名以上います。

そのため、一般合格者(二次試験まで

受けた合格者)は、35名となっています。

これは他の学校も同じかもしれません。

大事なのことは数字に

惑わされないでください

「熊本第二高校が59名も熊本大学に

合格している。じゃあ、60番内に

入りましょう!!」とはならないのです。

推薦を使わないのであれば、

上位30番に入っていなければ、

確実に合格するとは言えません。

また、東稜高校は、熊大現役合格者0人です。

これには私も疑問を感じ、

気分を害するのを承知で、教頭先生に

「なにか勉強のやり方を

間違っているのでは?」

と尋ねてしまいました。

熊本高校・済々黌高校以外では

、県内志向が強いのか、

熊本県立大学の合格者が多いです。

ただ、簡単ではないので、

しっかりと大学入学共通テストの勉強を

してほしいです。

私立大学についてです。

西南学院大学より上記にある大学は、

九州以外の大学です。

コロナが一応終息したとされているので、

関東圏への進学も増えてきました。

ここでも、熊本高校・済々黌高校が

突出していますが、

真和高校・熊本学園大学付属高校も、

早慶の合格者が済々黌高校を上回り、

健闘しています。

ただ、注意してほしいのは、

私立大学は指定校推薦というものがあります。

これは、学校で推薦されれば、

100%指定された大学に合格できる

というものです。

学内の成績が高い必要がありますが、

一般入試よりも簡単であるのも事実です。

これまでの進学実績で、

多く指定校推薦の枠を持っている

高校もあります。

例えば、私が在学していた時代の

熊本高校ですと、

早稲田大学の1学部に1名は、

指定校推薦があったと思います。

そのため、1名合格となっている場合は、

指定校推薦合格の可能性が

高いと考えてください。

最近の傾向としては、近畿圏の大学合格者が

多くなっている感じです。

「金銭的に、東京はきついが、関西ならば」

という判断をしているご家庭が

多いのかもしれません。

私立大学を目指される方は、

早期の対策をしないと簡単には合格しません。というのも、近年私立大学は、

推薦入試が5割近くを占めており、

一般入試枠が激戦になっているのです。

そのため、私が早稲田大学に

付け焼き刃で合格したころとは、

すべての教科で難しくなっており、

特に英語はこれ以上難しくしようがない

のではないかと言われています。

これは、他の私立大学でも同じです。

このことを考えると、

国立大学のすべり止めで受けられるような

私立大学はなくなってきたと思います。

大学進学者の中で、

MARCH以上に合格するには、

上位13%に入っていなければいけません。

全国で8人中1に入らなければならないのです。

どうですか、かなり難しいと思いませんか?

合格するためには、1年生のころから3教科

絞って、勉強する必要があります。

しかし、学校の先生からは

こういわれるでしょう。

選択肢を広げるために、

国公立を目指しなさい!!」と。

その結果、どうなっていると思いますか?

熊本第二高校・熊本第一高校・熊本北高校・

東稜高校の熊本学園大学・崇城大学の

合格者数を見てください。

付属高校かと思うぐらいの、人数です。

本当の熊本学園大学付属高校よりも、

多くの合格者を出しています。

そして、いずれの大学も3教科入試、

いや1教科入試の学部もあるのです。

学校の間違った指導のため、

結局のところ選択肢を

狭めてしまっているのですよ。

先に熊本の方を言ってしまいましたが、

九州内の大学では、

ダントツ西南学院大学が人気ですね。

一般的には関関同立レベルとみなされ、

全国の就職を戦えるといわれています。

福岡大学はマンモス大学なので、

全国的にも知名度はあります。

なぜ熊本県には、レベルの高い私立大学が

ないのでしょうか?

今回の記事を見ていただいた

生徒さん・親御さんで、

高校入試だけを考えずに、

志望大学に合格するためには

どの高校にすればいいのかを

考える一助になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました