早いもので、熊本県第二回共通テストまで残り2日となりました。当塾では、今年はあまり共通テストを重視していないので、今回も過去問は解かずに臨むことになります。ただ、時間配分などの解き方は教えます。残り2日間で時間はありませんが、時間配分に迷っている生徒さん、いつも時間切れになってしまう生徒さんに、私が考える時間配分を書きたいと思います。
国語の時間配分です。大問が6問あります。まずは、大問1の漢字、大問3の短歌、大問4の古文を15分で解きます。解き終わらなくても、15分で大問5の小説に移ります。小説・説明文の順で、試験終了10分前までにすべての問題に目を通します。気を付けなければのは、抜き出し問題などで1問に3分以上使わないことです。分からなければ、どんどん飛ばして10分前までに終わりましょう。残りの10分で、まだ解いてない問題を解きます。大問6は課題作文ですが、当塾では書かないように言っております。学校・塾によっては、課題作文から書くように言われているかもしれません。3分程度で書けるのであれば書いても良いのですが、なかなかいざ書こうとすると時間を取られてしまいます。私が実際に解いて感じたことです。4点程度ですので、捨て問にしても40点程度は取れます。
数学の時間配分です。大問が7問あります。まずは、大問1・2を15分で解きます。分からない問題は、どんどん飛ばしてください。1問2点ですので、大問1・2で26点分あります。そのうち計算問題が7問ほどありますので、数学が苦手な生徒さんも14点程度は取れます。作図は、自信がなければ時間を取られる可能性があるので、捨て問にしてもいいです。15分経ったら、大問3から7までの小問(1)だけ解いていきます。ただ、二次方程式の応用問題など、小問(1)が分かったら小問(2)も解けるような問題は別です。大問7の証明問題は、記述問題であれば捨て問にしても良いでしょう。このように小問(1)だけ15分で解きます。ここまでで30分です。次は計算問題の見直しを行います。先ほども述べたように14点程ありますので、ここで1問でも落としてはいけません。計算問題の見直しが終わったら、残りの時間で解き残した問題から解ける問題を見つけて解いてください。
英語の時間配分です。大問が6問あります。英語は始めに大問1のリスニングがあります。ここで15分程度取られると考えると、残り35分で大問2から6までを解かなければなりません。かなりタイトな時間になります。大問2・3は文法問題で、2問合わせて8点です。これに対し、大問4・5・6は長文問題で、各10点あります。英語は、難しい長文問題から解くのが鉄則です。文法問題から解くと、悩んでしまい時間を一気に取られる可能性があります。そうなれば、文章を読まなければ解けない長文問題が、大問1問まるまる解けなかったということになりかねません。長文問題を解いた後、残り7分ぐらいで文法問題に取り掛かれば、時間がないので悩む暇がなく思い切って解けます。長文問題の解く順番は、最後の問題から解いていって下さい。最後になるほど難しい問題だからです。大問6に10分、大問5に10分、大問4に7分といった感じでしょうか。残り8分で大問2・3を解きます。これでいけば、時間切れには陥らないと思います。とくに大問4では、文章を読まなくても、並び替え問題・和訳問題ができるときがあります。時間がない時は、文章を読まずに問題だけ解く方法も頭に入れておきましょう。
理科の時間配分です。大問が5問あります。まず、3年生の分野である大問5から解いてください。記憶が新しいことと、意外と問題は易しいからです。10点分ありますので、満点を目指してください。ここで10分使い、残りの時間は大問1・2で15分、大問3・4で15分使ってください。計算問題・記述問題などすぐにできない問題は、どんどん飛ばして下さい。残り10分前までに全体の問題に目を通し、その後落ち着いて計算問題等の解き残した問題を解きましょう。
社会の時間配分です。大問が6問あります。これも理科と同じように、3年生で習う公民が出題される大問6から始めましょう。範囲が狭く、簡単な問題が多いです。10点分あります。その後、歴史の問題である大問3から5を解きます。地理を後回しにするのは、資料問題が出されるため、読み取ることに時間を使い、解き残す恐れがあるからです。現に地理に時間を使ったあまり、公民がまるまる解けなかった生徒さんが過去におられます。時間配分としては、歴史・公民で25分、地理で15分使い、残りの10分で解き残した問題を解きましょう。
以上、解き方について書いてみました。残り2日間で試す時間がありませんが、ご参考にしていただければ幸いです。残り2日間は、3年生の社会・理科は必ずを勉強してください。ご健闘をお祈りしております。