R元 高校 1年生 一学期 中間テスト 結果

高校-定期テスト

6月に入り、段々と暑くなってきました。湿気も多いので、なかなか体調管理が難しい季節ですね。5月下旬に行われた中間テストの結果が出ました。高校生になって初めてのテストということで、いいスタートを切れるように、全力で取り組んで頂きました。結果から申しますと、3名ともに新入生テストより順位は上がったものの、私が目標とさせていた順位とは程遠い結果になってしまいました。

東稜高校の生徒さんは2名は、1名が前回のテスト270番台から90番台へ。もう1名が260番台から220番台へ。熊本第一高校の生徒さんは、今回は各科目の順位しか出てませんが、200番以内には入っていると思われます。東稜高校の生徒さんには最低30番以内、第一高校の生徒さんには50番以内を目標とさせていましたので、全ての生徒さんが目標から程遠い結果となりました。

現在東稜高校2年生の生徒さんは、昨年度のこの試験で19番になり、その後2学期実力テストでは1番になっております。この生徒さんに比べると、完全にスタートダッシュに失敗してしまいました。考えられる原因としては、90番台に上がった東稜高校の生徒さんを除いた2名は、3月から入塾されております。この2名の生徒さんは、中学時代に定期テストの勉強を真剣にしたことがないということです。そのため、直前期の勉強の詰め方が分からなかった可能性があります。

また、東稜高校の生徒さん2名は、部活に入っております。昨年度の生徒さんは、部活に入ってなかったので、今年の生徒さんよりも1単元程数学が進んでおり、教科書以外に黄色チャートの問題も解いていました。絶対的な勉強量の差が出たのだと思います。

昨年度の生徒さんともっとも異なる点は、絶対に1番を目指そうという気持ちが弱かったことが挙げられます。この生徒さんは、家庭の事情で熊本以外の大学を受験することができません。そのため、目指している職業に就くためには、熊本大学に入らなければならないのです。この危機感を、私はこの生徒さんには口を酸っぱくして言っておりました。今年の生徒さんは、未だ志望校がはっきりしていませんので、是が非でも上位に行かなければならないという気持ちが弱かったと思います。

これから書くことは、東稜高校、東稜高校の生徒さんにとっては、とても失礼なことかもしれませんが、事実なので敢えて書きます。同校の熊本大学・熊本県立大学の現役合格者は、20名程度だと思います。公募推薦で合格された生徒さんを除くと、まだ数は減少すると思います。私は、熊本大学合格者が50名に満たない高校は進学校ではないと考えておりますので、東稜高校は残念ながら進学校ではないということになります。

また、学校の指導の方向性も、熊本大学に合格させるためには間違っていることも多々あります。さらに、生徒さんもあまり向上心がある生徒さんがいるとは思えません。このような中で、熊本大学に合格しようと思うならば、学校の成績は軽く10番以内に入っておくことが必須条件です。しかも、周りの勉強しない風潮に流されることがあってはなりません。20数年前、私の妹が東稜高校に通っていたので内情はよく知っています。このような理由から、私は東稜高校の生徒さんには、一番を狙うように言っているのです。ただ、初めから一番になれる訳がないと自分で限界を作ってしまっている生徒さんは、残念ですが国公立大学合格は諦めてもらうしかありません。

このようなことは、熊本第一高校にも言えます。「中3クラブ」4月号では、平成30年度の熊本大学の合格者は30名、熊本県立大学の合格者は44名となっております。熊本大学よりもレベルの高い大学の合格者もいますので、それをもとに考えると熊本大学に確実に合格するためには20番以内に入っている必要があります。そのためには、やはり一番を目指して勉強しないと達成できない目標です。

熊本第一高校・東稜高校から熊本大学に合格するためには、毎日3時間勉強と試験前1ヵ月間の5時間の勉強が必要です。そう考えると、部活に入っている余裕などないのです。ただ、部活に入ることを私が強制的に止めることはできません。それでも3時間勉強できる生徒さんは、問題はありません。3時間勉強ができない生徒さんには、早めに3教科に絞って、国公立大学では北九州市立大学か熊本県立大学、有名私立大学を目指すことをお勧めしています。ただ、熊本県には全国的に有名な私立大学がないので、諸事情で熊本県内しか進学できない生徒さんは、必然的に熊本県立大学しか選択肢がなくなってきます。

このように、部活を行っている生徒さんは、早めに3教科に絞って、早慶上智・関関同立などの有名私立大学合格を狙ってみては如何でしょうか。3教科に絞ることは、高校の先生からは「逃げ」と考えられることが多いかもしれません。しかし、関東・関西の高校では、当たり前のことのように3教科に絞って有名私立大学を目指すのが主流であることを、頭の片隅にでも置いておいてください。

このように有名私立大学を目指す生徒を応援することで、東稜高校はガラッと進学校に変わる可能性は十分にあると、妹が通っていたころから思っていました。なぜなら、東稜高校に入学する生徒さんは、あまり勉強が好きではなく、高校受験で神経をすり減らしている方は、それほどいないと思います。また、ある科目だけは熊本高校レベルの力があるのに、他の科目ができなくて入学している生徒さんが多い気がします。

このような生徒さんに、やみくもに9教科勉強をさせようとしても、やる気は失せるばかりです。得意な科目を生かして、有名私立大学を目指す道を作ってやってもいいのではないでしょうか。負担が軽くなれば、逆に生徒さんは毎日3時間勉強するようになりますよ。熊本大学に50人以上合格させなくても、関東では早慶上智・明治・青学・中央、関西では関関同立に50人以上合格させると、全国的には押しも押されぬ進学校です。

当塾でも、スタートダッシュに躓いて、9教科という科目数に押しつぶされて、勉強のやる気が落ちている生徒さんもいます。その生徒さんとは、3教科に絞るか今話し合いをしているところです。

以上、また長々と書いてしまいました。東稜高校の先生がこの記事をご覧になられていれば、是非有名私立大学を目指す道を考えてやってください。

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