H30 大学受験を邪魔するもの  課題・課外授業

勉強方法 総合

体育祭も終わり、高校総体も終わると、たいていの高校で夕課外が始まります。1時間半であったり2時間であったり、時間は様々です。さて、大学受験を邪魔するものは何でしょうか?LINEのやりすぎ、テレビの見過ぎ、ゲームのやりすぎ、友達との交友関係などいろいろ考えられます。しかし、1番の邪魔な存在は、学校の課題・課外なのです。

勉強をさせてくれるからいいのでは!!という声もあるでしょう。課外授業がためになったという生徒さんも中にはいるでしょう。ただ、大半の生徒にとって課外授業は、受験の邪魔でしかありません。例えば授業中心の課外授業があったとします。ただでさえ疲れている頭なのにインパクトのない授業など聞いても子守唄にしか聞こえません。さらに、自分の今やらなくてはならない科目と異なっていると、効果は半減です。これに輪をかけて、毎日の宿題がでます。もう学校のされるがままです。

演習中心の課外授業は、まず演習する力のない生徒にとっては苦痛でしかありません。基礎からじっくりと力をつけていく必要があります。時には、センター模試の大問1つをやることがありますが、英語・国語は80分の中で集中力を切らさずに解き切るかが問題なので、一部分をやってもあまり効果がありません。

私は、課外授業は出ないように言っておりますが、学校側がいかにも強制のように言って生徒を無理やり参加させているのが現状です。1か月ほど前の新聞記事に載っていましたが、このような公立高校の課外制度について、文科省も問題視しているようです。一番に問題なのは、これは1・2年生にも関わってきますが、朝夕課外で睡眠時間が減っているということです。もともと公立高校で強制的に課外授業をしていいかという問題もあります。このような課外授業は、殆どが九州でしか行われていないということです。

このような問題のある課外授業に、断れと言ったのに当塾の3年生も2名参加してしまいました。理由は、「学校が強制というから」「友人関係が悪くなるから」です。なかには、試験で使わない数学まで受講する生徒もいる始末。そんな生徒に私は言います。「学校に追従して、不合格になったとしても、学校側は何も君のことを考えてくれないよ。バイバイというだけ。どうせ不合格になるなら、自分の好きなように勉強した方が納得いくよ。」と。

このことは、現在予備校に通っている浪人生にも当てはまると思います。自分がやりたい科目があっても、予備校のカリキュラムでできない。授業が無駄に感じる等。15年ほど前、私が家庭教師をしていた生徒さんも予備校に行っていましたが、あまりにも点数が上がらないことと自分の志望校と授業があってないことを理由に、後半は殆ど予備校には行きませんでした。浪人生の皆さんも、夏休み頃になると色々と悩みだす時期になります。夏期講習会では、浪人生も募集しようと思っているので考えてみてください。

最後に、これは1・2年生にも言えることですが、課題でプリントや問題集が大量に配られると思います。それを取っておいて、何回も回している人なら問題はないのですが、殆どの生徒さんが1回やって終わりと思います。その結果、3年生になって、何に戻って勉強すればいいのか分からなくなります。現在の3年生がそうなので、黄色チャートを買って頂いて、一から始めています。そうならないために、1冊参考書・問題集を決めて、3年生までに何度でも繰り返してください。学校の課題などは、先取り学習をしていれば、学校で終わらせることができます。

自分の納得できる大学受験をしてください!!

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