高校生の勉強方法 数学

高校-勉強方法

高校生の皆さんは、そろそろ学校の定期試験が始まる頃でしょうか。当塾も、高校2年生1名・1年生2名の生徒さんに来て頂いております。マリスト学園高校2名・熊本学園大学付属高校1名です。両校とも5月10日頃から定期テストが始まります。1年生は初めての定期テストで、科目数の多さに驚いていることでしょう。

さて、数学の勉強方法について、私なりの考えを書きます。高校では、中学以上に先取り学習が重要になります。学校の授業で習って、課題をこなす方法では、かなり勉強にロスがでるからです。まず、学校の授業は進み方が早いため、その時間内で完全に理解することは難しいです。そうすると、必然的に課題をこなすときに、もう1度教科書等で理解し直さなければなりません。これはかなりの時間のロスです。

このロスを無くすためには、先取り学習で自分なりの理解をして、授業に臨んで下さい。そうすれば、自分の分からなかった所だけを聞けば済みます。課題も、殆どが「チャート」等のサブテキストから作られていると思うので、復習としてスラスラ解けるはずです。

では、どのように先取り学習をするかですが、「チャート」等のサブテキストの問題を自力で解いていくことです。当塾の生徒さんが通う高校では、「黄色チャート」を使ってます。まずは、例題を解いていきます。これで全体像をつかみます。切りのいい所で元に戻り、今度は例題とその下にある練習問題を解きます。これらの問題が全部正解できるようになって、入試問題が含まれているエクササイズを解いて下さい。「黄色チャート」を完璧にこなせば、大学入試センター試験・熊本大学入試には対応できます。もう少し上の大学を目指すのであれば、「青色チャート」を使うことをお勧めします。私のころの熊本高校でも、「青色チャート」を渡されました(結局、授業では1回も使いませんでしたが)。

次に、どれぐらいの期間で、どれくらい先取り学習を終わらせていくかです。進学校では、12月ごろには数学Ⅰ・Aは終わると思います。数学Ⅰ・Aは全部で8章ありますので、1カ月に1章終わらせていかないと間に合いません。「1カ月に1章」を目標に頑張りましょう。

最後に課題についてです。計画的に課題を出す学校ならばいいのですが、何の計画性も無くバラバラに課題を出す学校が多いと思います。そして、課題は定期テストのためで、定期テストが終われば、二度と課題を見直さない生徒さんが多いのではないでしょうか。そのような課題であれば、いざ受験勉強となった時に、自分が核とする問題集がないことになります。これは一番怖いことです。「チャート」等を日ごろから使って、それで受験を乗り切るようにして下さい。課題は、分からなかった問題をファイルするなりしておけば大丈夫です。

とりあえず、私の考えを書きました。高校は、勉強方法が重要です。自分に合った勉強方法を見つけて下さい。

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