学園大学付属高校の数学です。問題形式としては、大問1が小問形式で8問、大問2が方程式の問題で3問、大問3が関数の問題で4または3問、大問4が確率の問題で3問、大問5が平面図形の角度・比・長さを求める問題で3問となってます。合計問題数が19~20問です。奨学生Bが500点中250点、奨学生Aが400点なので、各科目平均50点を取ればB奨学に合格できます。今回の数学でいうと、20問中12問取れれば60%はいくことになります。
まず大問1ですが、単純な計算問題が4問は出ています。これは必ず正解して下さい。残りの4問は、素数の問題・関数の問題・図形の問題2問です。素数と関数の問題は、確実に得点できるようにしましょう。図形の問題は、比を使った問題です。1問は解きましょう。大問1では、8問中7問正解を目指して下さい。これが取れれば、配点は分かりませんが、50%には届きます。
大問2は、方程式の問題が2題でます。自分が得意な問題を選び、どちらか1問は解きましょう。大問3は関数の問題ですが、小問1・2は比例定数や直線の式を求める問題です。小問3は捨てていいので、小問1・2だけは確実に解いて下さい。
大問4は確率の問題ですが、苦手な方も多いと思います。また、確率は考え方を間違えると、大幅に時間が取られる恐れがあります。小問1だけを解いて、後は捨て問にするのも一つの手だと思います。大問5は、小問1・2は解いて欲しいところです。これらが全部正解すると、合計12問です。配点が分からないので、点数がどうなるかは分かりませんが、60%の正解率です。少なくとも50点を切ることはありません。
時間配分としては、大問1は15分で切りあげましょう。その後は、私が何度も言ってるように、大問の小問1・2だけを解いて下さい。時間がない方は、まず小問1だけでもいいです。35分でここまで解き、残りの15分で解き残した問題をじっくり解きましょう。くれぐれも忘れて欲しくないのは、計算問題の見直しです。他の問題がどれだけ解けていても、計算問題が間違っていると点数が大幅に下がります。
最後に、学府の数学の特徴として、空間図形・平面図形の比・角度・長さの問題が好みのようです。証明はここ2年間では出ていないので、図形の比・角度・長さを求める問題を、残り7日間で徹底的に復習して下さい。数学は点が取り易い問題です。気楽に12問正解を目指していると、意外と14問程度は取れると思います。