一昨日は、東野中学の1年生の女子が、体験入塾に来られました。すごく向上心のある生徒さんで、私も1年生からこられた生徒さんには第二高校以上の力を付けて頂きたいので、目標は第二高校以上とさせて頂きました。
さて、平成24年度の第1回共通テストの分析をさせて頂きます。今回は社会です。問題は大問6問です。前半が地理、後半が歴史で、それぞれ25点です。
地理は、3分の2が世界分野、3分の1が日本分野の割合だと思います。説明問題は2問、漢字指定問題はありません。解いてみた感想としては、細かな知識はそんなに聞かれてません。ただ、世界分野は大陸名・州名・都市名、日本分野は6地方・県の位置・山・川・平野・海流などを正確に抑えていなければ、問いに答えることはできません。なぜなら、ヨーロッパや東南アジア・南アジアなどの名前と、どこに位置しているか分からなければ、資料の記述が何処のことを言っているのか分からないからです。地理が苦手な方は、まずは世界地図や日本地図をみて、大陸・州・都道府県などの基本的なことを覚えて下さい。少なくとも半分は取れるよになると思います。
歴史は、古代・中世・近代が、バランスよく出題されています。説明問題が3問、漢字指定問題が2問です。解いてみた感想としては、時代の流れを分かっているか、資料・写真から人物や時代を読みとれるかが重要です。対策としては、日本の縄文時代から平成までを言えること、中国を殷から中華人民共和国まで言えること、中国・世界の何時代が日本の何時代と同時期かを関連させて覚えることが、最低条件として必要です。対策としては、教科書の目次を見て、何が起こったか、どのような人物が活躍したのかを、ざっと覚えて下さい。多分、1週間もあればできるでしょう。
去年の問題を今回初めて解きましたが、感想としては「教科書」を読みこんでおけば40点以上は確実に取れるということです。問題集を使うまでもないかもしれません。私は、教えることはしても、年代や世界の細かいことまでは覚えていません。私が覚えても、生徒さんが覚えなければ仕方ないからです。絶対に、第二高校以上の高校を目指されている生徒さんの方が、私よりも知識は持っているはずです。それでも、20分で47点取れました。間違った場所は、近代の年表で絶対に年号を覚えてないと解けないところです。
そう考えると、地理も歴史も「教科書」を、7回程度は読みこんでみて下さい。それは、写真・地図・資料も含めてです。そして、どこの国を読んでいるのか、どこの時代を読んでいるのかを常に意識して下さい。細かな知識を持っていなくても、それだけでそこそこ戦えます。そして、誰でも40点以上は取れます。ただ、読み方については、何処を虫食いにして教科書を問題集に変えるかで、変わってはきますが。
共通テストは、あくまで通過点です。夏に教科書を読みこんでいれば、秋からは問題集を解きまくるだけです。是非とも教科書を読むことを、お勧めします。そして、今日・明日にでも、実際に解いてみて下さい。第二高校以上の高校を目指される方で、勉強はしてるのに35点ほどしかいかなかったという生徒さんは、勉強方法が間違っていると思って下さい。