社会の対策です。問題数は、大問1は歴史分野で33~38問、大問2・3は地理分野で19~26問、大問4は公民分野で10~11問です。最近2年間の配点は分かりませんが、その前の2年間は歴史45点・地理35点・公民20点となってます。問題数から考えて、最近2年間も同じような配点ではないかと思われます。
傾向としては、大問1では、歴史の始めから終わりまでを、年表等を使って満遍なく問う問題です。大問2・3は、日本地理・世界地理の問題です。世界地理は、最近2年はある地域をピックアップして出されます。その前の2年間は、全体から出ていました。ただ、過去4年間の一般入試では、ある地域をピックアップして出されてますので、この傾向が続くのではないでしょうか。また、日本地理は、全体から出題されてます。気候・地形・都市名を問う問題が多いです。大問4は、公民の憲法・人権・政治までが問われます。経済分野は1問問われるかどうかです。正しいものや誤ったものを選ぶ問題は、かなり微妙な記述が多いです。消去法を使って、分かるものを消していき、あとは「ひらめき」で選ぶしかないですね。
時間配分としては、問題数が違いますので区切って考えることはできません。分からない問題はどんどん飛ばして、40分で最後まで解ける問題を解いて下さい。残りの10分で、解き残した問題を解きます。社会は時間不足にならないと思いがちですが、過去の塾生では意外と失敗してる生徒さんがおられました。集中して解いていると、時間を忘れてしまう場合が多いです。最後の大問を、殆ど読まずに解くということがないように、十分注意しましょう。また、漢字指定問題以外は、自信がなければひらがなで書いて下さい。漢字で書くことがベストですが、間違ってしまっては仕方ありません。昨年度の生徒さんには、全てひらがなで書いて、私立の進学校に合格された生徒さんもいます。その生徒さんは、漢字が苦手だったので、苦肉の策として私が指示したのですが。
以上が、社会の分析です。残りの時間は、とにかく教科書の読み込みと学校のワークを回しまくって下さい。特進コースを目指すには、7割得点しなければなりません。他の科目が失敗してもよいように、社会では8~9割の得点を目指して下さい。