9月に行われたベネッセ・駿台大学入学共通テスト模試の結果です。全国平均点は、国語108.0点 (以上200点満点) 、数学ⅠA49.3点、数学ⅡB44.6点、英語リーディング50.8点、英語リスニング52.1点、世界史B47.8点、現代社会46.2点(以上100点満点)、生物基礎25.2点、地学基礎21.9点(以上50点満点)で、国数英文系298.3点、国英歴公文系301.6点(以上600点満点)、5-8文系456.1点(900点満点)となっております。
ちなみに、東稜高校の平均点は、国数英文系257.3点、国英歴公文系270.4点(以上600点満点)、5-8文系378.1点(900点満点)です。
当塾からは、東稜高校の生徒さんが受験しました。 5-8文系では、525点と6割弱まで点数を伸ばしてきました。8月全統マーク模試でこのぐらいの点数を取る予定でしたので、一カ月遅れでの目標達成というところでしょうか。志望校の合格判定は、Bでした。8月全統マーク模試でのA判定に続いて、良い成績でした。この時期に、B判定以上を取れば、合格できます。B判定以上の方は、素直に喜びましょう。
ここから分析に入ります。8月全統マーク模試では、平均点が448,7点で、今回は456.1点です。8点ほど上がっております。当塾の生徒さんを見ると、8月全統マーク模試では476点、今回は525点ですので、49点上がっております。それなのに、前回はA判定で、今回はB判定です。6月進研模試マーク式と異なり、今回は大学ごとの傾斜配点もかけているため、8月全統マーク模試と同じ条件です。また、学部学科内順位も、8月全統マーク模試159人中41番、今回193人中45番と相対的には上がっています。このことから考えると、8月全統マーク模試よりも今回の方が判定が厳しいようですね。
さて、この生徒さんは現在どのような方針で勉強をしているのかと言いますと、ずばり「共通テスト逃げ切り作戦」です。共通テストで7割以上を取って、アドバンテージを得て、二次試験は無難に乗り越えるという作戦です。というのも、志望校の共通テストと二次試験の配点比率が9対7なんですよね。また、二次試験の問題を見ると、結構難しくて、あまり差がつかないような問題です。そのため、記述対策は全くしておらず、センター過去問・模擬問題集を使って、毎日2教科ずつ時間を縮めて解いてもらっています。10月は記述模試・大学別模試が3回ありますが、完全無視です。狙うは、今月末に行われるベネッセ・駿台大学入学共通テスト模試 一本です。
皆さんも、各大学の配点などに応じて、対策を立てられると良いと思います。