11月の定期テストが近づいてきました。
ワカスクでは、中学生たちが理科や社会の教科書を読み、学校の問題集を繰り返し解いています。
その学習記録の中に、70問中65問正解という結果がありました。
正答率92.9%。
十分に高い数字です。
しかし、私はこの結果を見ても、「もう大丈夫」とは言いません。
なぜでしょうか。
■ 70問中65問正解。残りの5問はどうするのか
中学2年生の歴史の学習記録です。
範囲は、欧米の進出と日本の開国、明治維新。
問題集の2回目で、70問中65問正解しました。
正答率は92.9%です。
ここまで解けるようになったことは、評価できます。
しかし、見方を変えれば、まだ5問は解けていません。
この5問が、単純な覚え間違いなのか。
問題文を正確に読めなかったのか。
それとも、歴史の流れを理解できていないのか。
原因によって、次にする勉強は変わります。
私は、正答率だけを見て勉強を終わらせることはしません。
■ 同じ生徒の理科は62%だった
同じ日の理科では、50問中31問正解でした。
正答率62%です。
歴史の92.9%とは、大きな差があります。
しかも、理科は基本問題では高い正答率を出している一方、難しい問題では正答率が下がっていました。
この場合、用語を覚え直すだけでは不十分かもしれません。
問題文から条件を読み取れているか。
現象の仕組みを説明できるか。
習った知識を別の問題でも使えるか。
そこまで確認する必要があります。
歴史と理科で同じ時間を使う必要も、同じ勉強方法を続ける必要もありません。
生徒の正答率を見れば、次に何を優先すべきかが見えてきます。
■ 問題集を何周したかではなく、何が残っているか
定期テスト対策では、「学校のワークを3周しよう」といった目標をよく耳にします。
もちろん、繰り返し解くことには意味があります。
しかし、3周したという事実だけで、理解できたとは言えません。
1回目に間違えた問題を、2回目でも間違える。
答えを覚えて正解できても、少し違う聞かれ方をすると解けない。
こうしたことは珍しくありません。
だから私は、問題集のページ数や周回数だけではなく、実際にどの問題が解けたのかを確認しています。
できる問題を何度も解くより、できない問題を一つずつ減らす。
それが、定期テストの得点を伸ばすために必要な勉強だと考えています。
■ テスト直前に初めて弱点を知っても遅い
11月の定期テストまで、まだ時間があります。
この時期に問題集を解く意味は、単に試験範囲を終わらせることではありません。
自分が何を理解できていないかを、早めに知ることです。
テストの3日前になって、理科の計算問題が解けないことに気づく。
前日になって、歴史の出来事の順番が分からないことに気づく。
それでは、十分にやり直す時間がありません。
10月のうちに間違いを見つければ、教科書に戻ることも、問題を解き直すこともできます。
時間に余裕がある今だからこそ、できない問題と向き合うべきなのです。
■ 高校でも通用する勉強方法を身につけてほしい
私が中学生の定期テスト対策を重視するのは、目先の点数だけが理由ではありません。
高校に進学すると、理科も社会も学習内容が一気に増えます。
そのとき、自分で教科書を読み、理解できない部分を調べ、問題を解いて確認する力が必要になります。
中学生のうちから、間違えた問題をそのままにしない習慣を身につけてほしい。
定期テストは、その練習をする絶好の機会です。
■ 11月の点数を、10月につくる
70問中65問正解。
十分に良い結果です。
しかし、そこで満足するのではなく、残りの5問に目を向ける。
50問中31問正解なら、解けなかった19問の原因を調べる。
生徒によって、必要な勉強は違います。
だからワカスクでは、一人ひとりの学習記録を確認し、次に取り組む課題を決めています。
勉強時間を増やすことだけが、成績を上げる方法ではありません。
今、解けない問題を、11月には解けるようにする。
その積み重ねを大切にして、定期テストまで指導を続けていきます。
熊本若葉スクール(ワカスク)
中学生・高校生対象
自学自習型・個別タスク指導

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