H29 平成30年度センター試験の実施日とちょっとした対策

高校-勉強方法

12月も近付いて来て、いよいよセンター試験まで1か月と20日ほどになってきました。確認のためセンター試験の実施日を書いておきます。平成30年1月13日(土)、14日(日)です。ここからやることは限られてきます。だからといって、闇雲に勉強しても点数はなかなか上がらないものです。今の時期が、一番きついのではないでしょうか。当塾の生徒さん3名も、ここ1か月ぐらいの間は、過去問を解いても安定せず、きつい時期を過ごしてました。そんな中で、どのタイミングで、どの試験を解かせるのか、どの教科をどのような教材で何日ほどやって頂くかに、私は頭を働かせてました。ほぼ、勉強は教えていませんので、これぐらいしかやることが無いのが事実ですが。

さて、まずは国語に関してです。解く順番は、古典・漢文・小説・説明文の順番が良いと思います。時間配分は、古典・漢文で30分、小説・説明文で40分、残り10分は解き残した問題を考えます。古典・漢文から先にやるのは、現代文からやるとどうしても慎重になりすぎて、あっという間に残り時間20分とかになる危険性があるからです。古典・漢文は、英語と同じなので、落ち着いて解かなければ絶対に頭に入ってきません。また、きちんと勉強をしておけば、短時間で解くことができます。

まだ、古典・漢文が全然取れないという生徒さんは、日栄社が出している「30日完成ノート」の簡単な単語・句法を1冊だけ買って何回も回してください。文法はもう時間がないので、過去問の演習をしながら、復習で覚えていってください。

つぎに英語です。解く順番は、大問4・大問6・大問5・大問3の順番で長文を解き、その後大問1・大問2のアクセント・発音・文法を解いてください。時間配分は、長文で60分、アクセント・発音・文法で20分です。長文の順番を上記のようにしたのは、大問4・大問6の文章が難しいからです。これを最後に残していると、慌てて読めない可能性があります。この2問を35分では終わりたいところです。大問3を最後にしたのは、比較的短い文章が数問出ており、仮に途中で60分を超えた場合に、できた問題までで止めて、大問1・2に移れるからです。

いまだに長文ができないという生徒さんは、とにかく「ターゲット1900」の英単語を、毎日2時間はやってください。また、文法が取れない生徒さんは、正直言って今から文法をしっかり勉強する時間はありません。当塾では、裏技として、「スクランブル」などの文法問題集を、解かずに解説を読んで答えを覚えた後、何度も回してもらってます。そのやり方で、文法が10点台だった生徒さんが、コンスタントに30点台を取り始めました。予備校5校の問題集・過去問の2013年(2012年以降は傾向が違うので解かなくても良いと思います)までを解き終わった生徒さんには、5か月前に解いた問題を、20分短縮して60分で解いてもらってます。前回よりも良い点数が取れればオッケーです。すべての問題を解き切った生徒さんは、時間を短縮して解くことをお勧めします。

最後に、社会です。これは以前からずっと言っているように、山川出版の教科書と「一問一答問題集」で十分です。それができれば、20分ぐらいで全問解けるので、時間配分等は考えなくてよいです。問題集を解いているのに、なかなか70点台から抜け出ることができないという生徒さんは、1か月問題集を封印して、教科書を読んでください。当塾の私立文系を目指している生徒さんは、受験する私大の過去問をやっていたところ、8割を超えなかったので、1か月教科書だけを4時間ほど読むようにいいました。すると、70点台だったセンター問題も、ここ3回は91点・86点・95点と絶好調です。昨日解いた西南学院大学の社会も、84点を取っております。急がば回れです。

数学・理科に関しては、生徒さんに任せているので書きません。ただ。いえることは、自分が得意な分野から解いていって下さい。そこで解ければ乗っていけます。また、得意分野が解けなかった場合は、他の分野が簡単な可能性があります。すぐにほかの分野に移りましょう。また、これも裏技になってしまいますが、ほとんど解けない生徒さんは、問題を見て解けないと思ったら、すぐに解説を見て覚えてください。本試験・追試験10年分を解けば、20回分解くことになります。3回ほど回せば、段々とパターンが見えてきます。数学・理科が得意になるのではなくて、センター試験の問題にだけ強くなるのです。

最後に、過去問などの演習は、どんなに途中で体調が悪くなっても、解き切る覚悟でやってください。本試験では、どんなトラブルが待ち構えているか分かりません。また、演習は2日に1回はやったほうが良いと思います。当塾では、昨日の例で行くと、西南学院大学の国語・社会・英語、センター試験の社会の4科目をやった生徒さんが1名。センター試験過去問の国語・社会・英語の3科目をやった生徒さんが1名です。センター試験・私立大学入試では、1日に3・4科目解かなければなりません。それだけの「勉強持久力」を付ける必要があります。

今が一番きつい時期です。しかし、よっぽど自分の実力よりも低い大学を受験しない限り、絶対に合格できると確信している受験生はいません。ほとんどの生徒さんが、不安を抱えながらギリギリのところで戦ってます。最後まで諦めずに頑張りましょう。

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