H28熊本県第1回共通テストの科目が、全部返ってきました。当塾では、2名の生徒さんが、受験しました。結果から申しますと、学校で7月に行われたプレ共通テストよりも、1名が20点、もう1名が7点上がりました。まずまずの結果です。
20点上がられた生徒さんは、7月中旬から8月終わりまで、理科しかやっておられません。計画としては、理科を終えた後、社会・数学をやる予定だったのですが、間に合いませんでした。理科が苦手だったので、初の試みで「理科問題集」「新研究」全問題を回しました。共通テスト3日前に行われた学校のプレ共通テストでは、1ヶ月半も理科をやっていたにもかかわらず、7月のプレ共通テストと点数が変わりませんでした。本人はがっかりしておりましたが、私はもっと力はあると考えてました。残りの2日間で、理科問題集をもう1回回しました。その結果、本番では10点上がりました。
残りの10点は、国語で上がりました。国語に関しては、3月に入塾して以来、1秒たりとも勉強していません。私の方針として、国語以外の4科目ができるようになることが第1であると考えているからです。また、国語は集中的に問題演習をすれば必ず上がるので、高校入試に関してはそれほど心配しなくても良いです。ただ、3日前に行われたプレ共通テストにあたって、時間配分と課題作文は解かないことを教えました。結果は、7月のプレ共通テストよりも10点上がり、本番でも同様の点数を取りました。本人は、時間配分の大切さを理解したと思います。
社会は、7月のプレ共通テストで予定通りの点数を取り、比較的得意だったこともありまして、安心していました。ところが、3日前に行われたプレ共通テストでは、10点も点数が下がってしまいました。もう1度思いだしてもらうために、本番の1日目が終わって4日間、毎日5時間の20時間、今まで手を付けていなかった学校のワークを、とにかく回しました。本当は、新たなものに手を出すのはダメなのですが、一か八かです。結果、元の点数まで戻りました。
本当は、数学の解ける問題だけを教えておけば、あと9点ぐらいは取れたと思います。例年はそうしてきました。ただ、毎年理科・社会で後半苦労していたので、今回は2ヶ月間1秒たりとも対策を取りませんでした。その代わり、1・2年生の理科・社会は力が付き、今後の全教科の勉強に余裕が出てきました。すでに、3年生の数学を始めており、二次方程式は終わり、二次関数に入っております。今回、この生徒さんは、東稜高校の合格ラインまで10点ほど足りませんでした。ただ、第2回共通テストでは、このまま私の言うとおりに勉強を続けて頂ければ、30点ほど上がると思います。
もう1人の生徒さんは、私立高校専願を志望校とされているので、共通テストと関係なく、のんびりと3年生の数学をやっていました。それでも7点上がったのは、国語を時間配分通りに解いたからです。
受験生の皆さん、熊本第2回共通テスト、お疲れさまでした。良かった生徒さんはそのまま勉強を継続して下さい。悪かった生徒さんは、まだまだ時間はあります。慌てずにじっくりと本当の実力を付けて下さい。問題は、今回かなり勉強したのに点数が上がらなかった生徒さんです。時間配分や勉強の方法に問題がある可能性があります。入塾するかどうかに関わらず、一度当塾に来て下さい。当塾は、無料で学習相談も行っております。