H28 絶対に熊本高校に合格するためには ~其の弐~

中学-熊本県公立高校入試対策

常に5番以内に入っている生徒さんでも、夏休み以降は5時間ほどの勉強は必要です。では、現在20番~30番程度の生徒さんは、今から5時間勉強が必要として、現在自分はどのような状況で勉強しているのか考えてみて下さい。1年間ほど塾に通われていて、熊本高校合格を目指しているのに20番~30番の生徒さんは、塾の方針が間違っているか、やらされている勉強の可能性があります。

塾での集団授業は、実際に役に立っていますか。膨大な量の宿題を課されてはいませんか。居残り勉強等で、単語や漢字の膨大な書き取りをさせられてはいませんか。これらは受け身の勉強であり、やらされている勉強です。自分の勉強ではありません。つまり勉強時間には含まれません。賛否両論あると思いますが、公立高校入試対策としては、単語や漢字を独立させて勉強する必要はないと思います。

熊本県公立高校入試の特徴として、数学と英語の難易度の高さがあます。数学で45点以上取るのは至難の技で、英語に関しては長文問題が殆どですので、少し英語ができるぐらいでは、読み切ることはできません。かなりの英語力がなければ、40点以上を取れません。また、国語も時間配分を間違うと大失敗してしまいます。それでも熊本高校に合格するためには、40点以上を取らなければならないのです。そのために必要なのは、単語・漢字の勉強では無く、時間を計った実践的な演習です。このことは、常に5番以内に入っている生徒さんにも言えることです。公立高校入試の問題は、学校の試験や共通テストとはレベルが違います。

今確実に合格できるかどうか試してみるには、「熊日中三クラブ」の予想問題をやってみて下さい。5月号の英語の問題を選択問題A・B含めて35分以内で解いて、60点満点の54点以上取れれば、まずまずといったところでしょうか。国語は50分以内で解いて、40点以上を取れれば大丈夫です。理科も丁度1・2年生の範囲ですので、40分で45点以上取れれば、まずまずです。

全回も例に挙げさせて頂いた生徒さんは、国語・英語がとても苦手でした。8月中旬から入塾されてまずやったことは、英語の「新研究」等の文法問題を2週間で3回ほど回し、共通テストの過去問や「中三クラブ」の問題を毎日時間を計って解いていました。その甲斐あって、学校で行った共通テスト過去問プレテストでは25点だった英語が第1回共通テストでは35点に上がりました。その後も、「中三クラブ」の過去2年間分を12月末まで3日に1回は行い、第2回共通テストでは38点、公立高校入試では40点を取りました。その間、単語だけに時間を割いて覚えたことは一度もありません。文法を回し、長文を読解するなかで、自然と覚えて行くものです。中学英語の単語量とはたかがしれています。教科書以上の単語を覚えることは、無駄な知識を入れていると考えて下さい。

今回言いたかったことは、熊本高校合格を確実にするためには、早めの実践的な演習が必要だということです。通われている塾や学校で行われる小テストぐらいではダメなんです。なかなか1人では、3日に1回、テストをするのは実際には難しいですけど。確実に合格するためには、避けて通れないところです。

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