今朝は朝から雪が舞う、寒い1日でした。ちょうど今頃、試験が終わった頃でしょうか。出来不出来は別として、無事全科目受験できただけで、オッケーです。当塾は、昨日もいつも通り夕方から夜10時まで行いました。受験する生徒さん、全員来て頂き、リラックスして、過ごしました。今日も3時から10時までやります。元気な顔で来てくれるといいんですが。
明日は、社会・数学の順番で行われます。そこで、昨日と同様、私が考える注意点を書きます。まず、社会ですが、自分が直前に勉強した公民・歴史のどちらかを初めに解きましょう。地理は、公民・歴史を終えた後にやりましょう。地理は、資料・地図を読みとり、それから何が考えられるかを答える記述問題がでます。社会が得意な生徒さんに多いのですが、この記述問題に知らない間に時間をかけ過ぎる恐れがあります。時間をかけ過ぎた結果、暗記で解ける歴史・公民を慌てて解いてしまい、ケアレスミスをしてしまう可能性があります。実際、共通テストではありますが、一昨年の生徒さんで、地理に時間を取られてしまい、公民が解けなかったという例があります。歴史・公民を25分から30分でさっさと解いてしまい、残りの時間で地理を解いた方がいいと思います。
数学に関しては、まず大問1の計算問題は、絶対に間違えないでください。ここで確実に10点を取ります。これを基礎点として、目標が25点以上ならば残り8問以上、30点以上ならば10問以上、35点以上ならば13問以上を解くことに集中して下さい。決して1問の問題に、ムキになって時間をかけてはいけません。どんな難しい問題を解けても、計算問題1問と同じ2点分です。3分程度考えて、閃かなければ飛ばしましょう。時間配分としては、35分で全問を一応見終えます。次に5分間で、大問1・2の計算問題を絶対に確認してください。残り10分で解ける問題を探して、自分の目標点数に必要な問題数を越えるようにもがいて下さい。証明問題については、28点程度を目指す生徒さんは、解く必要はないと思います。当塾の生徒さんには、証明問題は解かないように言っております。また、各大問の最後の小問は捨てて下さい。昨年度も3問程度は、時間内で解けないような難問が含まれていました。数学が得意な生徒さんは気をつけましょう。
最後に、これはご家庭で判断することですが、ネットや新聞で1日目の解答を見ない方がいいと思います。良ければ、逆に力みにつながったり、変な余裕が出たりします。悪ければ、意気消沈してしまい2日目の試験どころではなくなったり、また、挽回しようとして焦りが生じる可能性もあります。私の経験上、解答を見てあまり良いことはなかったような気がします。
今日も長々と書いてしまいました。泣いても笑っても、明日で高校受験は最後です。大学進学を考えていない生徒さんは、進学のための受験はもう経験することはありません。合格発表までは落ちつかないと思いますが、少なくとも勉強をしなければいけないという、精神的負担はなくなります。今日は、軽く計算問題や社会の暗記を行って、リラックスして過ごして下さい。疲れている生徒さんは、無理に勉強しなくてもいいです。明日頭が働かなけば意味がないので、そのための休養だと思って下さい。1日やそこらで実力は落ちません。とにかく、合否を考えずに、明日は明日だけの試験だと思って、冷静に臨んで下さい。最後まで全力で受けきれることを願っています。
