さて、私立高校に合格された生徒さんは、いよいよ公立高校入試だけに集中できるようになりました。残された時間は1カ月です。この1ヶ月の頑張りで、さらに1段階高いレベルに上がることができます。特にボーダー・ライン上の生徒さんは、最後まで諦めないでください。願書変更ができる最後まで、志望校を変えずに勉強されることをお勧めします。
では、公立高校入試対策として、何から始めると良いでしょうか？まずは、平成25年度（昨年度）の問題を、2日間に分けて、時間を計って解くことをお勧めします。まだ間に合ってない科目があるから、それが終わってから解こうと考えてる方もいるかもしれません。しかし、それでは昨年度の問題検討が、先延ばしになってしまいます。昨年度の問題が、今年出ることはありません。また、早めに問題の傾向を知ってた方が、今年度の対策の立て方にも役に立ちます。さらに、昨年度の合計点数を出すことで、自分の今の力が把握でき、今後何を伸ばしていかなければならないのかも分かります。最終的な実力試しは、平成24年度の過去問を試験1週間前にでもやって下さい。今後は過去問演習と弱い科目の復習で、1カ月は過ぎてしまうと思います。最低でも過去問は、5年分を2回は解いて下さい。
最後に、生徒さんによっては、前期入試を受けられる方もおられると思います。注意して欲しいのは、95％は不合格になると思って受験して下さい。簡単に言うと、「合格すればラッキー」という感じです。小論文・面接等の対策は、1日前ぐらいに軽くやって、高校の先生方とお話をしに行くといった「ピクニック感覚」で受験して下さい。そして、受験が終わったら発表日など忘れて、後期入試に向けて、その日から勉強を始めて下さい。
