理科の対策です。大問1は生物分野で、問題数は23年度が21問、24年度が16問、25年度が11問です。大問2は化学分野で、問題数は23年度が16問、24年度が8問、25年度が11問です。大問3は物理分野で、問題数は23年度が9問、24年度が7問、25年度が12問です。大問4は地学分野で、問題数は23年度が14問、24年度が10問、25年度が10問です。
配点が分からないので、各分野が何点あるのか分かりません。ただ、25年度を見ると、各分野とも10問~12問とバランスが良いです。合計問題数は44問です。24年度(一般)は問題数が40問、25年度(一般)は問題数が47問であることから、今年度も45問程度で各分野バランス良く問題が出される可能性があります。45問中23問取れれば、C奨学の50点に届きます。
全体の問題の特徴として、計算問題が多いです。しかも、かなりややこしいです。24年度は10問、25年度は7問です。ただ、25年度は化学分野で、実質計算と言える問題が4問あるので、10問程度は計算問題と考えて下さい。
大問1は、動物・植物の1・2年生の分野から出ています。なぜか、3年生の細胞の問題は出ていません。優先順位としては、1・2年生の復習を徹底して下さい。ただ、もしものために、1回は3年生の細胞も勉強しておきましょう。
大問2は、1年生から3年生まで出ています。ただ、問題数としては2年生の化学変化の問題が多いです。その代わり、1年生の状態変化は殆ど出ていません。優先順位としては、化学変化と中和の問題からやりましょう。計算問題が多いので、過去3年分の奨学・一般を何度もやった方がいいと思います。
大問3は、ここ3年間は電気が出ていません。22年度は圧力と電気、23年度は位置・運動エネルギー、24年度は圧力、25年度は位置・運動エネルギーと来ています。優先順位としては、圧力・位置・運動エネルギーを徹底的に復習するべきです。この場合も、過去問3年分計6回を何回も解いて、考え方を身につけて下さい。また、そろそろ電気がでるかもしれないので、計算問題だけは復習しておきましょう。
大問4は、23年度は天気、24年度は地震と天気、25年度は天気が出ています。出題者は天気が好きなようです。ちなみに、22年度も天気でした。今年度も天気が出ると思います。計算問題が好きなので、飽和水蒸気量・露点・湿度の計算問題を徹底的に復習して下さい。また、地震も今年度は出そうです。初期微動継続時間から地震の震源を求める問題など計算問題になると思います。24年度は良い問題ですので、これを参考に復習をして下さい。
時間配分としては、まず生物分野・地学分野を20分で終えて下さい。知識問題も多いので、まずはここで確実に点数を取ります。20分経ったら、計算問題が終わってなくても、化学分野に移って下さい。ここも、化学反応式などが分かっていれば、簡単に取れる問題があります。計算問題で時間がかかる問題はすぐに飛ばして、物理分野に移って下さい。難しい計算問題は捨てましょう。残り10分で解き残した問題を解いて下さい。
なお、奨学生・専願生では、どこの高校も天体は出ないようです。