今回は、理科の勉強方法です。理科は社会と違って、教科書3割・「理科問題集」7割で考えて下さい。社会は教科書だけで、ほぼ8割がた問題が解けます。理科は教科書を読んだだけでは、問題は解けないです。そのため、理科の教科書は3回ぐらい軽く読んで、いきなり「理科問題集」を解き始めましょう。ただ、「理科問題集」は解答だけしかかかれていません。なぜそのような解答になるのか分からないときに、教科書の該当箇所(分からない部分)を再び読み返して下さい。
何度も申し上げてますように、理科に関しては「理科問題集」が全て理解して解ければ、第二高校以上のレベルに達します。それだけ、問題量が豊富で、基礎から応用までカバーされています。定期試験の範囲を完全に理解して解けるまで、最低5回は回してもらいたいです。もう、5回目になると答えを覚えてるかも知れません。それでも、答えだけ合えばよいとするのではなく、なぜその解答に辿り着いたのかを頭で考えて下さい。これが、頭で考える勉強です。
中学3年生で、理科が不得意で「理科問題集」をやる時間がない方は、「整理と研究」を使いましょう。最低限のことは説明で書かれてるので、それをもとに問題にチャレンジしてみて下さい。順番としては、植物・動物の「生物分野」、火山地層地震・天気の「地学分野」、物質の状態変化・化学変化の「化学分野」の順で勉強して下さい。生物分野は、殆ど暗記です。これは、頭の良し悪しは関係ありません。努力で点数が取れる分野です。「地学分野」も、地震のP波S波の問題や天気の露点を求める問題は計算を求めれれますが、それ以外は殆ど暗記です。「化学分野」も、計算問題は多いですが、化学式・化学反応式など暗記が半分を占めます。
問題は、電気・力等の「物理分野」ですが、これはかなり理解が必要です。少しひねった問題がでると、時間もかかり結局解けないという最悪の結果になりかねません。9月の共通テストは、中学1・2年生の問題しかでません。理科が不得意な方は、まずは「生物分野」「地学分野」を7月中にやり、「化学分野」を8月中旬までにやって下さい。「物理分野」は、時間があれば基本だけでもやりましょう。
暗記分野は後回しにすればいいという方も、おられるかもしれません。しかし、暗記には時間がかかり、なおかつ本試験前に詰めようとすると、慌ててしまって正確に覚えられません。時間のある今だからこそ、暗記科目を落ち着いて正確に覚えて下さい。