【連続ブログ小説】明治大学☆彡物語【第15話】

高校-大学入試

【スケジュール変更!!「鉄壁」投入!!】

先々週の土曜日、連日の過去問解きまくりで、ついに疲労でダウンしたM。

月曜日は、「過去問精読会」なので、昼12時に集合。

途中で所用が入り、1時間削られたものの、4時間精読。

明治の全学部統一2024をやっていたが、とにかく知らない単語が多い。

これは、私たちが知らないということではなく、「英検準1級EX」「速読英単語上級編」「STOCK4500」にも載っていないということだ。

全学部統一なので、理系も受験する。

そのため、科学的な話も出てくる。

辞書を引きながら、または推測しながら精読をしていく。

過去問の精読は骨が折れる。

夕方5時には、Mと私はくったくたになっていた。

そして、Mと毎日の過去問演習の見直し。

Mが言うには、とにかく英語が疲れるらしい。

そのため、インプットの時間が無くなり、悪循環が起きているとのこと。

そうなると、過去問を解くだけになり、本末転倒になってしまう。

特に、正答率60%をまだ超えたことのない日本史は、インプットが急務だ。

Mとの話し合いで、過去問は毎日1科目、国語・英語を交互に解くことにした。

ただし、土曜日だけは、日本史をプラスすることで、理解度を計っていく。

何も10年分各科目60回解く必要はない。

本試験の当日、合格点が取れればよいのだ。

Mは少しほっとしたようだった。

このように、臨機応変にスケジュール変更できるのが、当塾のスタイルの良いところ。

きっちりスケジュールが決められている集団授業、ないしは衛星授業ではこうはいかない。

日々の過去問に、国語を入れたことにより、今まで手を付けていなかった古文の習得が必須になった。

Mは、2回ほど国語の過去問を解いているが、現代文は60%近くの正答率である。

今まで、教えてきた高校3年生は、現代文が壊滅的に弱かった生徒が多い。

例えば、大問1で8問中2問正解など。

精読授業をしたこともあったが、それでも最終的に6割いかない生徒もいた。

現代文の読解力は、幼少期・小学生で決まることが多い。

それができていない生徒さんは、どうやっても読解力が頭打ちになってしまう。

その点、Mは違った。

あとは、正答率20%の古文の勉強をするだけだ。

古文の基本は、文法である。

そのため、「ジャンプアップノート 古典文法」から始めた。

文法を固めた後に、古文単語に入っていく。

古文の単語帳は、300語程度が多いが、実際は派生語などもあるため、結構時間がかかる。

また、古文常識も覚えていかなければ、問題がどういう場面なのか、だれが話しているのかが分かりづらい。

大河ドラマ「光る君へ」を観ていると、「中宮」「東宮」などの単語が出てくるので、勉強になる。

ただ、今大河ドラマを観る子供は少ないだろう。

小学生からほとんど欠かすことなく大河ドラマを観ていると、大体の人物・流れが分かり、歴史も好きになる子供が増えると思うが。

「時を戻そう!!」とはならないので、力技でゴリゴリ覚えてもらうしかない。

では、「話を戻そう!!」

毎日1科目しか過去問をしなくなり、Mの体力はあまり削られることがなくなった。

そして、木曜日には、昼12時からお決まりの「過去問精読会」。

Mは所用で1時間遅れて来た。

3回連続で、2024年度明治大学商学部の第1問。

また、分からない単語が多く、Mと辞書を引きながらの精読。

Mは眠たそうだったので、仮眠をさせた。

2時間仮眠をした後、残り1時間でなんとか大問1クリア。

いつものことながら、私もMもドロドロになっていた。

そして、どちらから言うでもなく、「この5時間精読、続けるか!?かなり、体力を奪われているような気がする。ダメージが半端ない!!」と。

とにかく、その後の夕方からの5時間の勉強が集中できないということで、週4回ほどの昼3~5時までの2時間に変更。

頭をギリギリさせながらの勉強は、2時間が限度と分かった。

あとは、前述した「知らない単語問題」をどうしていくかだ。

Mと話し合った結果、知らない単語(難単語)は、設問と関係ないところで出てくることが多い。

つまり、正確にわからなくても、解答はできる。

問題は、今まで1単語1和訳で覚えてきた単語を、さらに派生語・他の意味などに幅を増やすことだ。

とくに、私立大学の場合、設問の単語を他の同義語におきかえさせたり、派生語を聞いてきたりする。

それが分かっていれば、設問の選択肢を全部読まなくても、自信をもって一発で選べるのだ。

では、そのような同義語・類義語・反対語・派生語がまとまって載っている単語帳は何かと考えた。

結果、「鉄壁」だろうと。

「鉄壁」とは、東大合格者の半分以上を出している、「鉄緑会」の東大合格のための単語・熟語長である。

とても分厚いので、初心者は挫折してしまうため、使わせていない。

しかし、「第2の単語帳」としては、構成上これしかないと思っている。

これは、「ターゲット英単語1900」をほぼ完ぺきに覚えた生徒にとっては、そんなに高いハードルではない。

半分程度は、「ターゲット英単語1900」に載っているのだから。

「まさか当塾で、「鉄壁」を使う必要がある受験生が出てくるとは!!」

最終的な計画は立った。

あとは、バカになって、この計画を完遂していくだけである。

11月4日 勉強時間    7時間

1)英語         4時間

2024年明治大学全学部統一 精読 授業   4時間

2)国語           3時間

2024年中央大学商学部 過去問

100点中52点     正答率52.0%    2時間

「ジャンプアップノート 古典文法」    1時間

11月5日 勉強時間 6.5時間

1)日本史探求      3.5時間

「日本史探求11答」(山川出版)    

「詳説日本史探求」(山川出版)        3.5時間

2)英語         1.5時間

2024年中央大学商学部 過去問

150点中77点   正答率51.3%      1.5時間

3)国語            1.5時間

「ジャンプアップノート 古典文法」

動詞(活用)、形容詞、形容動詞        1.5時間

11月6日 勉強時間 5.5時間

1)日本史探求       2時間

「日本史探求11答」(山川出版)    

「詳説日本史探求」(山川出版)         2時間

2)英語           0.5時間

「ターゲット英単語1900」        0.5時間

3)国語            3時間

2024年明治大学商学部 過去問

25問中11問正解  正答率44.0%      1.5時間

「ジャンプアップノート 古典文法」

練習問題 (動詞、形容詞、形容動詞)     1.5時間

11月7日 勉強時間 6.5時間

1)日本史探求       1.5時間

「日本史探求11答」(山川出版)    

「詳説日本史探求」(山川出版)        1.5時間

2)英語           0.5時間

2024年明治大学全学部統一 精読 授業   2時間

2023年明治大学商学部 過去問

46問中30問     正答率65.2%    2時間

3)国語            3時間

2024年明治大学商学部 過去問

25問中11問正解  正答率44.0%      1.5時間

「ジャンプアップノート 古典文法」

練習問題 (動詞、形容詞、形容動詞)     1.5時間

11月8日 勉強時間 8時間

1)日本史探求       2.5時間

2020明治大学商学部 過去問

40問中22問  正答率55.0         

「日本史探求11答」(山川出版)    

「詳説日本史探求」(山川出版)        2.5時間

2)英語          1.5時間

「鉄壁」               1.5時間

3)国語          4時間

2020年明治大学商学部 過去問

25問中13問正解  正答率52.0%      2.5時間

「ジャンプアップノート 古典文法」

助動詞                  1.5時間

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