2月に行われた進研模試(マーク式)、2年生の結果です。初めての大学入試共通テスト形式での対外模試です。全国平均点は、国語90.1点 (以上200点満点) 、数学ⅠA41.6点、数学ⅡB41.6点、英語リーディング38.9点、英語リスニング42.3点、世界史B42.8点、現代社会47.4点(以上100点満点)、生物基礎21.6点、地学基礎17.7点(以上50点満点)で、国数英文系242.0点、国英歴公文系255.2点(以上600点満点)、5-8文系379.6点(900点満点)となっております。
今回、熊本県の平均点は出ていません。受験者数も通常の進研模試よりも15万人ほど少なかったです。上位校が受験されてない可能性もあるので、今回の結果はあまり参考にならないかもしれません。ちなみに、東稜高校の平均点は、国数英文系230.1点、国英歴公文系247.7点(以上600点満点)、5-8文系363.8点(900点満点)です。かなり健闘した方だと思います。
当塾からは、東稜高校の生徒さんが受験しました。昨年の11月ごろから英語・数学のマーク模試対策を始めて、当初は7割を目指す予定でした。ただ、直前になってもなかなか点数が上がらず、現段階の実力を考えて、目標を5割に下方修正いたしました。結果は、5-8文系446点とほぼ5割でした。英語と対策をしていない国語が足を引っ張りましたね。力を入れていた社会・理科も6割しか取れなかったのも痛かったです。総合では、文系152人中19位でした。今まで負けたことがない友人等よりも点数が悪かったことで、本人はかなり落ち込んでいました。
ただ、原因ははっきりしています。11月の進研模試(記述式)が初の全教科で行われるということで、社会・理科を集中してやっていました。おかげさまで、総合1位を取ることができました。ただ、その間、数学・英語をあまりしていなかったので、そのツケが出てきているのだと思います。また、この生徒さんが、マーク式があまり得意でないこともあります。考え込む生徒さんほど、マーク式ではあまり取れないんですよね。それは、練習で改善できることですが。
現在は、とにかく英語・数学に力を入れています。休校中ということもあり、週5日7時間来ていただいておりますが、毎回英語・数学のマーク模擬テストを時間を計って行っています。教材は5つの予備校が出しているセンター試験予想問題です。共通テストの予想問題がまだ出てないことと、根本的な考え方はセンター試験と変わらないと思うので使っています。ただ、英語は共通テストでは発音・アクセント・文法問題が単独では出ないことを踏まえて、大問4から大問6までの長文問題だけを45分でやって頂いております。英語は新作問題をどんどん解き進めればいいのですが、数学は解法パターンを覚えていかなければならないため、新作問題と一度解いた問題を交互に解いていってます。前回よりも点数が上がっていたらオッケーというわけです。徐々に点数が安定してきております。これを来年の共通テストまでやり続けます。気が遠くなりそうですね。
二次試験対策として、英語を本格的にやり始めました。今まで「ポラリス」の基礎編・応用編はやってきましたが、ついに「基礎 英文 問題精講」に入りました。これは、私が高校時代に、3年生の夏休み全部を使って仕上げた問題集です。これによって、英語が飛躍的に上がりました。例文の和訳を毎日2問行っております。これが本当に難しいんですよ。生徒さんに書いてもらった和訳を私が添削して、一緒に和訳の確認をしていっています。80問近くあるので、2カ月ぐらいはかかりそうです。また、文法をあまり勉強してないことが発覚し、「スクランブル」をじっくりと腰を据えて勉強していただいております。加えて、英単語はかなり覚えてるので、「ターゲット英熟語 1000」を覚えてもらっています。これらがつながったとき、英語が飛躍的に上がると思います。
国語については、2週間前からマーク模擬テストを始めました。週1回解いて、古文と漢文は全訳をして頂いております。これが二次対策にもなると思うので、英語・数学が完成するまでは、これだけで行こうと考えております。
理科・社会は、2カ月ほど本気でやったので、今は土日に集中してやってもらっています。世界史Bは教科書を全部読み終わったので、あとは山川出版社の「一問一答」を繰り返していくだけです。地学基礎を早めに終わらせたいとことですね。
学校の休校などで受験生の皆さんは大変だと思います。ただ、授業がなくても勉強は自分でできます。この休校の期間を有効に活用してください。