(1)いよいよ大学入学共通テスト(1月17・18日)、熊本県私立高校奨学・専願入試(1月22日)に行われます。
これまでの勉強で、合否は決まっています。
逆転合格が可能であるとは、口が裂けても言えません。
たいていの逆転合格は、それまでの勉強と当日の調子で決まります。
そのため、これまでの勉強の復習と試験当日を意識した問題演習を繰り返すしかありません。
とくに問題演習は、どこを捨てて、大問それぞれを何分でやっていくのかを決めて、試験当日問題が予想と違っても、時間配分通りに淡々と作業的に問題を解いていきましょう。
少しでもリズムが崩れると、全体が崩れてしまいます。
とにかく、時間配分を体に染み込むまでやってください。
(2)〈1〉今回のテーマは、「中学2年生は、大学受験に入りましょう!!」です。
「高校受験と書き間違えやがったな!!」と思われるでしょう。
もちろん、高校受験が1年後にあることは分かっています。
しかし、あえて「大学受験」なのです。
私は常日頃より、「国公立大学に確実に合格するには、4年間必要」と言っています。
そのため、ほとんどの中学生に先取学習をしてもらっています。
中学3年生+高校3年間で、4年です。
そのため、中学2年生のこの時期から、大学受験モードに入らなければなりません。
〈2〉なぜ国公立大学合格に、4年間が必要なのか!?
言うまでもなく、大学入学共通テストの難化と教科数の増加です。
確認しておきますが、国公立大学に入るためには、この大学入学共通テストは避けては通れません。
なかには、熊本県立大学のように、4教科入試の場合もありますが、熊本大学以上になってくると、文系では6教科10科目(国語・数学ⅠA・ⅡBC・英語リーディング・リスニング・社会2科目・理科基礎2科目・情報Ⅰ)、理系では6教科9科目(国語・数学ⅠA・ⅡBC・英語リーディング・リスニング・社会1科目・理科専門2科目・情報Ⅰ)必要です。
ちなみに、平成4年に私が受けた第2回大学センターテストは、国語・数学Ⅰ・数学Ⅱ・英語・社会1科目・理科1科目の5教科8科目でした。
この大学入学共通テストをおえて、改めて志望校を決めなおします。
共通テストの点数が低ければ、志望校の合格可能性が低くなり、ワンランク下の大学を受けることになります。
つまり、当初予定していた第1志望校を受けることすらできないのです。
この大学入学共通テストは、各大学の独自の試験(通称2次試験)がどんなに解けても、点数が取れるという保証はありません。
つまり、普通の勉強と大学入学共通テストは、全く別物なのです。
確実に合格点を超えるためには、「大学入学共通テストに特化した勉強」がおおよそ1年間は必要なのです。
どうですか、4年間必要という意図が分かりましたか!?
〈3〉では、中学2年生が1月から大学入試の準備をするとして、いったい何をすればよいのでしょうか!?
まず大きく2つのグループに分かれます。
1つは、旧帝大(九州大学など)や医学部などを目指す方です。
これらの大学に現役合格するのは至難の業です。
私が熊本高校時代、私を含めてクラスから5名が東京大学を受験しましたが、2名しか現役合格していません。
また、医学部も1・2年浪人して、熊本大学や佐賀大学(当時は佐賀医科大学)、宮崎大学に合格しています。
このように、現役合格をすることは難関大学になればなるほど難しいです。
そのため、4年間かけてじっくりと対策をする必要があります。
もう1つのグループは、現在中学校での成績が150人中40番~60番ぐらいの生徒さんです。
これらの番数の生徒さんは、いわゆる「四高合格」に必死になっていると思います。
そのため、大学のことなど考える余裕はないかもしれません。
しかし、仮に四高に合格したとしても、自分が何になりたいのか、そのためには、どの大学に進学したいのかを考えていなければ、ギリギリで合格した分、なかなか校内順位でも上位に行けず、ずっと下位をさまようことになります。
そして、熊本大学など夢のまた夢となります。
このように、現在40~60番の生徒さんは、「自分は、人と同じことをしていても、熊本大学に入ることはできない!!」と深く自覚してください。
熊本大学以上に現役合格したければ、高校の名前を捨てて、大学合格だけを目指してこの1年間を頑張りましょう。
つまり、無理に四高を目指して勉強していては、いつまで経っても上位を超えられないということです。
〈4〉では後者の場合、どのように勉強するかです。
まずは、中学の範囲が終わらなければ、高校の勉強は始められません。
そのため、2年生の3学期中に、数学と英語と理科は終わらせます。
そして、3年生の1学期中に、国語・社会を終わらせます。
ただ、終わらせると言っても、完全に終わらせるわけではありません。
大学入試で使う科目はじっくりやって、その他の科目はさっと流します。
例えば、高校で日本史総合探究をとるのであれば、歴史は念入りに勉強します。
高校で生物・化学を取るのであれば、そこは重点的に行います。
このように、大学入試を見据えて、各科目に濃淡をつけていきます。
この段階で、マリスト学園高校・東稜高校に合格できる力であれば、夏休みから高校の勉強に入り、数学は数学ⅠA・ⅡBまで、英語は高校2年生まで終わります。
ここまで来れば、あとは流れで熊本大学には合格できます。
〈5〉さらっと書きましたが、なぜ「マリスト学園高校・東稜高校に合格できる力」があれば、高校の勉強に移行するのでしょうか!?
率直に言いますと、私が、マリスト学園高校・東稜高校に進学して欲しいからです。
国府高校でも構いません。
これらの学校を推す理由は、課題・課外が他の高校に比べて圧倒的に緩いからです。
そういう意味では、熊本高校も候補に入ってきますね。
絶対に行って欲しくない高校は、公立高校では済々黌高校・熊本第二高校・熊本第一高校、私立高校では熊本学園大学付属高校・九州学院高校です。
上記3つの公立高校については、各高校の生徒さんを教えた経験がありますが、学校の課題・課外が多すぎて、通塾することもままならなくなります。
また、集団圧力がすごく、いらない課題・課外まで参加してしまい、自分の勉強はほとんどできません。
学校を信じて課題・課外に明け暮れた挙句、3年生になって初めて「自分はもう合格できない!!!!」と気づくのです。
私立高校の上記2校ついては、課題・課外が多いのはもちろん、良い生徒を取っているのに進学先がパッとしないことが原因です。
〈6〉では、ワカスクでは現在どのような動きをしているのでしょうか!?
ワカスクでは、今年は7名が高校受験をしますが、私立高校はマリスト学園高校専願2名・マリスト学園高校奨学2名・国府高校奨学2名・慶誠高校奨学1名、公立高校は、熊本高校1名・熊本第二高校1名・東稜高校1名・熊本工業高校1名です。
これらの生徒さんは、私の考えに賛成しています。
「8カ月英語完成コース」に参加して、すでに大学入学共通テストレベルまで達している生徒もいます。
また、昨年の話になりますが、高校2年生までの数学を終わらせて、あえて東稜高校に行った生徒さんもいます。
東京理科大学3科目入試を目指しているので、現在は物理を勉強しています。
「4年間大学合格コース」も、来週から開講します。
「高校にとらわれないで実を取る」
2年生の3学期、動き出す時です!!
(3)「4年間大学合格コース」について
「4年間大学合格コース」を来週から開始します。
対象者 小学生5年生~中学2年生(毎日3コマ来れる方)
期間 8週間の買い切り(あとは順次更新・残コマの繰り越しはできません)
内容 小学5年生~中学1年生 8週間で1科目2学年上まで終了
中学2年生 8週間で2科目3年生まで終了
金額 毎日3コマ 計144コマ(8週間分)
(本来72,000円(税込)1コマ450円→50,400円(税込)1コマ350円)