数学は、時間配分が難しい科目です。余程数学が得意でないかぎり、時間内に全問解くのは不可能だと思います。そこで、始めから捨て問(解かない問題)を決めておきましょう。大問2では、8問中2問は難しい問題があります。大問2では、6問解ければ十分と考えて下さい。大問3は、方程式の問題ですが、これは式が立てられれば、最後まで解けます。大問4・5・6・7は、最後の問題は捨てましょう。合計すると、捨て問は6問、点数にして12点です。基礎点が38点として考えて下さい。
さて時間配分ですが、まず大問1・2を15分で解いて下さい。この時、仮に大問2が6問解けてなくても、必ず次へ進んで下さい。その後、大問3・4・5・6・7へ進みます。25分で解きましょう。自分が得意な分野から解いて下さい。
大問3は方程式の問題ですが、5分以内に式が作れなければ後回しです。大問4・5・6・7は最後の問題は絶対に見ないで下さい。見てしまうと、解けそうな問題に飛びつく可能性があるからです。とくに最後の証明問題は、穴埋め問題ですので、時間がないと焦ってしまい、問題を正確に理解できないおそれがあります。もう一度言います。絶対に最後の問題は見ないで下さい。
25分で落ち着いて証明問題の小問1まで解くと、基礎点の38点は確保できます。ここからの残り10分が勝負です。解き残した問題を、何とか2問解いて下さい。この場合も、分からなかったらすぐ次の問題に移り、全部の解き残し問題から簡単な問題を探して下さい。2問解けると42点です。十分な点数だと思います。
最後に1つ。いくら時間がなくても、絶対に大問1・2の計算問題の見直しをして下さい。どんな難しい問題を解けても、計算で落としてしまっては元も子もありません。計算も難問も同じ2点です。基礎点の38点を確実にするために、計算問題の見直しは絶対にして下さい。