課題作文は書くべきか、書かないべきか?

中学-共通テスト対策

熊本県第2回共通テストでは、最後に課題作文の問題が出されます。ここは熊本県第1回共通テストと違うところです。時間配分としては、第1回共通テストと同じように、漢字・古典・短歌俳句の大問3問に15分、残りは評論文・小説の問題に25分使って全ての問題をみます。

さて、残り10分の使い方が難しいところです。課題作文は125字~150字の問題が多いです。残り10分を、この課題作文に使うのか、それとも、まだ解き残している問題に使うのかの選択を迫られます。

私は、解き残した問題が多ければ、課題作文は捨てて、解き残した問題をやることをお勧めします。書くことに時間がかかる生徒さんは、課題作文の指定字数を超えないで時間切れになる恐れがあるからです。指定字数を超えなければ、途中まで書いていても0点です。また、課題作文は4点しかありません。45点以上を狙うのならともかく、30点以上を狙うのであれば、たった4点なんか捨てた方がいいと思います。それよりも、解き残しの問題を3問でも解く方が賢明です。

ただ、例外もあります。国語が苦手な生徒さんは、始めに課題作文を解いてもらいます。うまくいけば、4点がとれるからです。そして、小説か評論文のどちらかを捨て問にしてもらいます。まぁ、国語の得意・不得意に応じて、解き方が異なるということです。

ちなみに、高校入試では、課題作文の配点は6点です。去年の生徒さんには、課題作文を捨て問にして、時間に余裕を持って読解問題をして頂きました。これで国語が30点前後に安定しました。ただ、国語が苦手な生徒さんには、6点は大きいので、じっくりと課題作文を書いてもらいました。

結論としては、30点以上を目指す生徒さんは、課題作文を捨て問にして、読解問題で勝負した方がいいと思います。自分が何点を目指すのかをじっくり考えて、参考にして頂ければ幸いです。

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