さて、「古い英語」と「新しい英語」の話をします。
みなさん、「What do you do?」の意味、分かりますか!?
「簡単、簡単、あなたは何をするのですか?でしょう!!」と得意げに答えた方、あなたの英語は「古い英語」です。
「新しい英語」では、「あなたの職業は何ですか!?」となります。
慣用句としては聞いたことあるかもしれませんね。
しかし、これを文法的に説明しようとすると難しい。
そもそも、doなどの現在形が、過去・現在・未来を意味しているので、「あなたは、過去・現在・未来何をしているのですか!?」という意味になり、大人がすることとなると「仕事」、学生がすることとなると文字通り「学生」となるのです。
現在形の本来の意味を知っていると、「「毎日の習慣」「真実」のときは、現在形!!」などと覚える必要はなくなります。
次に、最近の入試傾向です。
私の時代は、何年も名著と呼ばれている参考書や問題集をすると、普通に大学入試でも通用していました。
それは、大学入試の元ネタの本から抜粋したものが入試に出ていたからです。
しかし、現在は違います。
ほとんどの大学が、直近2~3年以内の論文やニュースからの引用です。
このような直近のテーマについては、そのテーマを知っているかどうかが合格のカギになります。
初見で何の話なのか分からずに読み進めるより、テーマを知っているほうが断然有利に決まっています。
さらに厄介なことに、最新のテーマには、普通の英単語帳に載っていない単語が、バンバン出てくるわけです。
私は、関先生の流派ですが、熊本の高校生のほとんどが、全国的に有名な「ポラリスシリーズ」を知らないのです。
大都市圏の高校生がやっている参考書や問題集をやらなければ、地方の生徒が勝てるはずがありません。
「武田塾」以外で、関先生の本で勉強しているのは「ワカスクだけ」だと思います。
とくに高校の先生をあまり信じてはいけません。
そのような世間の動向を知っているとは思えないからです。
試すわけではないですが、「先生は、ポラリスシリーズについてどう思いますか?」や「不定詞ではなく動名詞でなければならない動詞の区別を教えてください?」と聞いてみてください。
「ポラリ・・・なんじゃそら!!」や「メガフェプスの時が、動名詞だよ!!」といった先生は、まったく「新しい英語」を知らないと考えてよいです。
次回は、「単語1900語」を1か月で攻略する方法について書きます。