つまずきのはじまり(小学生編)

私は、小学生の段階で、志望の大学にいけるかどうかが、決まってしまうと考えてます。もちろん、例外もありますし、良い大学に行くのが良いとも思ってません。しかし、小学生の段階で、きちんと勉強をして、ある程度の成功体験を得ていると、中学生になっても順調にいくことが多いです。

  ここで、親御さんに質問ですが、「うちの子は、算数で80点取ることもあるので、算数は大丈夫」と思っておられませんか?厳しいことを言いますが、常に学校のテストで95点以上取って、「算数が大丈夫」と言えます。もっと言えば、全ての教科で95点以上を取ってなければ、勉強ができるとは言えません。

 私は、保育園に通っていましたので、漢字や計算は全く習わずに小学校に入学しました。当時は、自分の名前をひらがなで書くことさえできませんでした。当然、テストでも平均以下しか取れませんでした。「漢字大会」「計算大会」が年に3回ほどあり、100点を取った生徒だけ、賞状がもらえました。その賞状が欲しくてたまらなかったのですが、勉強が遅れているのでもらえるはずもありません。小学校2年生のころまでは、その状態が続き、悔し涙を流している私に、母が「努力賞」を作って渡してくれました。その頃の頑張りで、3年生からは賞状をもらえるようになりました。これをきっかけとして、「自分は勉強ができる!!」と自信が付き、6年生までは全ての科目で、殆ど100点を取りました。

 話を戻しますと、小学校5・6年生が一番重要な時期です。この時期に、学校のテストに向かって努力をし、全ての科目で90点以上取れれば、中学校に入学した段階で、熊本第二高校レベルにはなっていると思います。現に私の小学6年のクラスで、毎回100点を取っていた生徒3人は、順調に熊本高校に入学しました。同様の成績を取っていた生徒さん2人も、熊本第一高校に合格しています。

  小学5・6年生の頑張りが、中学での成績、ひいては高校入試まで関わってきます。何も難しいことではありません。テストがある4日前ぐらいから、その単元の教科書・問題集を全てできるまで、繰り返せばいいのです。私は、当時取っていた教科書準拠の「はつらつ」(今で言えば、学研などの通信教材でしょうか)と、教科書を暗記するぐらい読みこみました。小学生は、遊びの方が重要です。ただ、テストの4日前ぐらいから、100点を取るつもりで頑張って下さい。

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