
(1)上記に、高校2年生文系・理系の2月進研模試の結果を載せています。
熊本県平均の国数英総合は全国平均より8.4点下になっております。
またマリスト学園高校平均の国数英総合(文系)は、熊本県平均点よりもー12.5点、真和高校(理系)は+69.5点となっています。
理系・文系では国数英総合は科目的には変わらないので、両校の平均点が82点も差があることにびっくりですね。
(2)今回は、国語200点、数学B200点、英語200点と、前回の11月進研模試よりも得点が2倍になっています。
そのため、これだけの差がついたとも言えます。
ただ、両校でこれだけの差がついたということは、何か原因があるはずです。
(3)まず、第1の原因は、そもそも入学した段階で母集団の学力レベルにかなりの差があるということです。
真和高校は、熊本県内の私立高校では、一番の座を有しています。
そのため、熊本高校・済々黌高校に不合格になった生徒さんが集まります。
かたやマリスト学園高校は、せいぜい熊本第二高校の受け皿という感じです。
もともとの母集団のレベルが違えば、同じような勉強をさせていると差が詰まらないのは当たり前です。
(4)それを踏まえて、第2の原因ですが、マリスト学園高校がその差を詰める努力をしていないことです。
生徒が頑張らないということもありますが、それであっても生徒にやる気を出させるような「明るい未来」を語ることが大事です。
そのためには、先生方のたゆまぬ努力が必要でしょう。
新しい参考書を研究しているのか?
生徒の個性を見ぬいて、その生徒にあう進路指導をしているのか?
生徒の学校への負担を軽くしているのか!?
一番の原因は、国立大学に焦点を当てている点です。
この少子化の時代、年内入試での合格者、すなわち推薦合格者が全体の合格者の6割を占めています。
一般受験をするのは、4割程度です。
今後の学校のブランドを上げていくためには、難関私立大学の指定校推薦をいくつ持っているかが、私立高校の生き残る道だと考えます。
そのためには、難関私立大学への合格者を多く出し、指定校推薦を獲得するしかありません。
時代に逆行する形で、国立大学至上主義を掲げるのは、悪手としか言えません。
これは、熊本の高校全てに言えることです。
さて、どこが早く軌道修正するのか!?
楽しみですね!!
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