

【ワカスクニュース】
授業をしなければ、ダメですか!?
みなさん、成績を上げるのに、一番効率の良い方法は、どういう勉強だと思いますか?
ズバリ「自学自習」です。
「授業で教えてもらったほうが、効率が良いのではないか!?」と考える方が大半でしょう。
しかし、この「授業」には、あきらかな欠点があります。
それは、貴重な勉強時間を奪ってしまうことです。
授業で習ったからと言って、すぐにそれで問題が解けるわけではありません。
もう一度、自分なりに考えなければ、問題は解けないのです。
はっきり言ってしまえば、「どんなに良い授業でも、勉強時間を奪ってしまう」という大きな欠点があるわけです。
高校入試・大学入試においては、3年間・6年間の期間が限られているので、自主勉強の時間を削られて、結局間に合わないで不合格になってしまいます。
もともと、ワカスクを始めてからの8年間ほどは、まったく授業をしていませんでした。
それでも、生徒全員が毎日5時間自習を行って、月に3万円という月謝を払って頂いていました。
私がすることは、計画を立てて、それを自習してもらい、わからないところをその都度教えていくということです。
それでも、8年間で辞められた生徒さんは、5名もいませんでした。
4年目から高校の部を作ってからも、スタイルは変わらず、自主学習をしてもらいました。
当時、私は全く高校の勉強をしていなかったので、教えることはできません。
ただ、どの参考書を使えばよいのかは、自分の体験からは分かっています。
それを計画だってやってもらっただけです。
1・2年目には、熊本第二高校から熊本大学文学部へ、熊本学園大学付属高校から宮崎大学工学部へ、東稜高校から熊本県立大学総合管理学科へと、4名中3名の国公立大学現役合格を出しています。
すべて、中学時代から通塾していた生徒さんでした。
つまり、まったく授業をしないのに、3万円もの月謝を払って、現役合格しているわけです。
そして6年前、満を持して今のワカスクに移りました。
本格的に、進学塾を目指すためです。
しかし、そこで待っていたのは、「授業」という壁でした。
特に、「四高」を目指されている生徒さんは、「どうして授業もしないのにお金をとるのですか!?」という疑問を突き付けられました。
「授業は無駄で、自立学習をしたほうが効率が良いのです」と説明しても、なかなか分かってもらえません。
そして、1年半前に、「日本一安いワンコイン塾」に変更してからは、さらにひどい状況になりました。
物価高を助ける意味もあったのですが、それよりも多くの時間を塾で過ごしてもらいたいという気持ちでした。
しかし、現実は甘くなく、殆どの保護者様は、「授業にはお金を出しますが、自習にはお金を出しません」というスタンスでした。
そのため、1か月5千円程度支払って、自習には毎日来る。
そして、質問もする。
保護者様もびっくりするような要求をしてくる。
これってもう授業の域を超えてますよね。
大手予備校には、何も疑問を抱かず大金を払うのに、安い塾からはさらに値切ろうとする。
本当に人間不信になりかけました。
しかも、移転する前よりも、ずっと裕福なご家庭が多いのです。
みなさんは、知っているかどうかわかりませんが、今一番流行っている塾の形態は、「オンライン学習塾の計画立案型」です。
1週間に1回、60~90分のオンライン授業で毎週の計画を立てて、なんと「1回の授業で1万円」です。
月に直すと4万円。
それだけ高額で授業もしないのに、続けているのはなぜでしょうか?
地方の生徒さんは、首都圏の勉強の方法と受験情報が欲しいからです。
つまり、情報はタダではないということです。
そこに、殆どの保護者様が気付いていない。
最近では、授業を多くしたがために、授業だけに来る生徒が多くなり、勉強時間が明らかに減っています。
しかし、一筋の光が見えてもいます。
今後のワカスクの方針!!
極力授業を減らします。
また、自習に来ないのであれば、塾を開けていても意味がないので、もっと時間をコンパクトにしていきます。
「それでは、思っていたものと違う。成績が本当に上がるのか!?」と不信感を持たれる保護者様は、現在のワカスクの中学生の話を聞いてください。
中学生は定期的に来られている方が、3年生2名、2年生2名、1年生3名おられます。
この7名、いずれも週3~5回の2時間通われていますが、私は何も教えていません。
ただ、計画を立てて、色々と将来の目的等を考慮しながら、その都度やることを変えていきます。
レベル的には下は御船高校のレベルから、上は熊本高校のレベルの生徒さんと幅広いです。
しかし、皆さん、自学自習をしています。
厳密に言いますと、できるようになりました。
3年生の生徒さん2名は、大学は数学を課さない受験をしたいので、英語を上げることに注力しています。
そのため、学校の定期テストは振るいませんが、英語はだんだんと上がってきています。
2年生の2名は、あまり勉強が得意ではないです。
しかし、どちらも小学2年生の算数の計算を1年間やり、やっと中学の問題を解けるようになりました。
一番驚くのは1年生です。
熊本高校を狙える能力がある生徒さんは、昨年の夏ごろから通われていました。
勉強はできるとすぐにわかりましたが、あまりにも計算が遅すぎました。
そのため、6年生の計算ドリルと苦手な漢字をやってもらっていました。
転機は冬期講習に毎日5時間来たことです。
3月ごろになり、得意な数学を始めると、何も教えていないのに5か月で3年生の「相似」まできてしまいました。
もちろん、私は時折チェックをするだけで、教えていません。
先日久々に「わかりません」と質問してきました。
軽くヒントを与えると、なんとか自分で解き切りました。
また、前回も書きましたが、定期テストで熊本第二高校の合格レベルの順位をとった生徒さんは、小学5・6年生の計算から初めて、現在は自学で「比例・反比例」に入りました。
また、国語は、簡単な問題集を中1~中3まで終わってしまったので、現在昨年の「全国公立高校問題集」を解いてもらっています。
かなり無謀な挑戦ではありますが、1問を40分程度かけて、なんとか食らいついて説いています。
「本番では15分で解かないといけないからね!!」というと、「マジか!!」という顔をしていましたが。
そして、前回触れませんでしたが、ニューカマーの登場です。
定期テストで、熊本第二高校レベルの順位をとってきました。
この生徒さんも、昨年の夏ごろから入会しました。
算数の計算があまりにもできなかったので、小学2年生からやってもらいました。
各学年、3回やって、今年の4月ごろに6年生まで終わりました。
おとなしい性格で、あまり多くを語らないので、「正直、定期テストは悪いだろうな」と思っていました。
しかし、ふたを開けるとすべての教科で満遍なく点数をとってきました。
本当にびっくりしました。
そして、上記2名と同じで、数学の先取り勉強を自走しています。
親御さんに、「ありがとうございます」と言われましたが、「私はやり方は教えましたが、内容については一切授業をしていませんよ」と正直に話しております。
授業をしなくても、中学生は1コマ500円をきちんと払って頂いています。
まだ、純粋なので、ある意味「分かる、さらに知りたい」という「知識への渇き」が生まれてきているのです。
翻って、高校生です。
中学から教えている2名は、通信高校に通って毎日8時間ほど勉強している高校2年生の生徒が1名、勝手に英検2級に合格した高校1年生の生徒が1名です。
この2名に関しては、中学からの流れで私の考えが分かっているので、自走できます。
問題は、高校になって入ってきた生徒さんです。
大手予備校で画一された授業を受け身で聞いて、さらに大量の宿題を意味も分からずこなし、高校に余力を残さず合格し、それで人生上がりと思っている。
その結果、情報を自分で取りにもいかず、「教科書ガイド」の存在すら知らないで、必死に授業の答えを写し、塾で使うのに市販の参考書・問題集を買うことをためらい、なるだけ授業から外れるように、1コマごとに自習席を行ったり来たり。
こんなことで、勉強に集中できるはずがありません(これは、過去の生徒も含めていっています)。
中学生の「知識への渇き」ではなく、「高校受験での乾き」ですね。
そういうことで、講座を極力なくします。
「1コース・2講座」を用意しております!!
「講座」と名の付くものは、「コース」ではありません。
そのため、参加はいつでも自由です。
1コマ(50分)500円は変わりません。
現在、小学生5名、中学生10名、高校生10名 合計26名(男子11名・女子14名)が会員登録しています。
ただ、実際に毎週来ているのは、小学生3名、中学生7名、高校生7名、合計17名です(男子8名・女子9名)です。
1コマ(50分)13名の定員制
ただ、最後に忠告しておきます。
ワカスクは、高校受験をほとんど考えておりません。
なるだけ、課外や課題がない(又はゆるい)学校をお勧めしています。
私の中では、熊本高校・東稜高校・マリスト学園高校です。
反対に、済々黌高校・熊本第二高校はお勧めしていません。
ただ、先取り学習ができていて、濟々黌高校・熊本第二高校の日々の課題や、週末課題を軽くこなせる余裕があれば、学校に引きずられて、自分の受験勉強ができないことにはなりません。
そのため、この2校に入学を考えられているのであれば、少なくとも数学・英語でかなりの先取り学習をやっていることが必須になります。
また、補習塾ではなく、先取学習をメインに据えて、いかに中学生で高校数学英語まで終えて、大学入試を余裕をもってクリアするかを目標にしています。
そのため、週に1コマ程度の通塾、1日に3~4時間以上勉強されない生徒さんは、残念ながら対象とはなりません。
条件としては、①中学順位が3分の1以上、②大学での通塾まで考えていること、③高校受験にすべてをささげていないこと、④向上心があること、などなどです。
中学1年生から入られた方は、少なくとも英語・数学は、文系数学・立命館大学の英語が解けるまでにはしておきたいです。
定員は1コマ13名です。
高校生は文系科目だけです!!
既卒生いなくなり、高校1年生の理系志望も文転することになり、完全な理系志望は1名しかいなくなりました。
今のところ、国立大学志望の生徒さんは1名で、他は私立志望になりました。
そのため、2025年度は、私立文系大学をメインに据えて、文系科目しか授業はしないようにしました。
ただ、国立理系志望でも、「共通テストで高得点を取るために、文系科目を強化したい」という生徒さんも大歓迎です。
正直言って、共通テストの数学・理科で8割以上取ることは、至難の業になってきました。
そのために、サブ科目でいかに高得点を採れるかの勝負になってきます。
つまり、国語・英語・社会・情報で、平均85%ほどとならければ、全科目で8割に到達できません。
国立理系志望の方も、有効に使ってみてはいかがでしょうか!!
【コース・講座のご案内】
「8カ月英語完成コース 3期生」
夏期講習期間中も行います。
先週は色々とあり、授業をできませんでした。
もう少しで、ゴールが見えてきました。
とりあえず、「英語長文 THE RULES 2」を終えると、3期生解散です。
MARCH・関関同立を目指す生徒さんには、新たな授業をとってもらいます。
ここからは講座なので、だれでもいつでも参加できます。
「現代文講座」
9月から再開です。
「古典講座」
9月から再開です。