今日が体育大会という中学校が、多いのではないでしょうか。当塾の生徒さんも、先週は体育大会の準備で、かなり疲れてましたね。そのような中でも、夕方5時に来て、夜10時まで5時間頑張ってくれました。
中学1学期期末テストの数学の範囲は、全学年計算問題が主になります。そのため平均点も、30点前後に成ります。全ての学年に言えることですが、計算問題は徹底的にやって下さい。今後、計算問題を復習しなくても良いぐらい、やりつくして下さい。ここで疎かにしていると、今後の関数等でつまづくことになります。
では、計算問題を徹底的にやるとは、具体的にどういうことか説明します。まず、教科書・数学の友・数学カードの全問題を、正解するまでやります。3回ほど回せば全問題正解するようになります。大抵の生徒さんは、これで安心して期末試験を迎えるのではないでしょうか。しかし、これだけでは不十分です。
次は、時間を計って問題を解いて下さい。教科書の章末問題が良いでしょう。これを毎日時間を計って、できるだけ早く解きます。何分何秒まで計って、間違った問題の個数を書いていきます。早く解くことが目的なので、計算ミスが何問か出てくるはずです。これを試験前まで、時間を短縮しつつ全問正解できるまで続けて下さい。計算では、スピードを上げて、正確に解くことが求められます。これができなければ、その後の応用問題等で、解法は分かっているものの、計算ミスで失敗したり、時間がかかってしまうことになります。数学は、「計算に始まり、計算に終わる」です。これは、高校1年生の生徒さんにも当てはまります。複雑な因数分解や、絶対値の計算などを、早く正確にできなければ、その後の二次関数・三角比の問題で苦労します。
当塾では、毎回最初に「章末問題」の計算だけを、時間を計って解いて頂いております。ゆっくり解けば正解できる生徒さんも、急いで解いてもらうと初めは7問ほど間違っておりました。現在、10回ぐらいやってますが、やはり1・2問計算ミスをします。時間は4分ほど短縮してきてはいますが。さらに、3分ほど短縮して、全問正解をするまで何度もやって頂きます。これが、計算問題を徹底的にするということです。「章末問題」以外にも、苦手な計算をピックアップして、数学カード等でもやって頂いてます。
とにかく、計算問題は徹底的にやって下さい。この時期を逃すと、計算問題だけを勉強できる時期はありません。